7、「香害」について
家庭で使用する洗剤や柔軟仕上げ剤、消臭剤等に含まれる過剰な香料によって、
気持ちが悪くなったり、頭痛、吐き気などを生じる人がいます。
中には、学校や職場に行けなくなるほど深刻な方もいるそうです。
化学物質過敏症の人だけの問題ではなく、一般の方でも困っている人はいます。
あるせっけんメーカーがインターネット上で調査を行ったところ、
「人工的な香りをかいで、何らかの体調不良を起こしたことがある」
と答えた人が、5割を超えていたそうです。
香料に苦しんでいる人への配慮を促す「啓発ポスター」を掲示している自治体もあります。
また、人工的な香料は化学物質でもあることから、国のガイドラインが必要であるとの指摘もあります。
①板橋区は、いわゆる「香害」といわれる人工的な香りに対して、
どのように考えているのでしょうか。
それに伴って、何か対応をしているのでしょうか。
(区長 答弁)
近年、潜在や柔軟剤等の香料によって体調不良などを訴える事例があると認識しております。区では、消費者向けの情報誌で香りに対する注意喚起を行っております。今後も広報紙やホームページ等で広く周知を図っていきたいと考えています。
②学校現場では、給食の白衣が、わかりやすい事例となっています。
美味しい給食の香りをしっかり感じることは「食育」の観点からも大切ですが、
着用している白衣が強い香料を放っていると、臭覚は強い臭いに慣れてしまい、
鈍感になってしまいます。
また、次に使う人がどのようなアレルギーを持っているのかなども考えて、
香料を控えることを呼びかけるなど、対応が必要と思われます。
成長過程のアレルギーを持っている子どもたちをはじめとする、
すべての子ども達の健康への配慮の観点からも、香料に関して呼びかけや
何らかの対応が必要だと考えますが、見解をお伺いいたします。
(教育委員会 答弁)
香害に関しましては、給食の白衣についてのご質問ですが、給食の白衣の洗剤やにおいについての健康被害や苦情につきましては、これまで各学校から報告はされておりません。しかし、そのような事例があれば、個々の事情を踏まえて適切に対応してまいります。
※給食の白衣の香りに対しての苦情は今までないとの答弁でしたが、本当にそうなのでしょうか? みなさん我慢しているだけだったりしませんか?