4、安定した保育園運営のために 2025 第二回定例会 一般質問

4、安定した保育園運営のために

2016年2月「保育園落ちた日本死ね!!!」という記事が投稿され、
待機児童問題を痛烈に批判するものとして、多くの方に取り上げられ、
また、これに対する野次や批判に対しては「保育園落ちたの私だ」
とのハッシュタグをつけた投稿が、Twitterに溢れました。

国は「こどもまんなか社会」の実現をめざし
「地域のニーズに対応した質の高い保育の充実」「保育人材の確保と業務改善」を柱に
保育施策を推進しています。

保育園の待機児童は減少傾向にあり、板橋区にとっては喜ばしいことではありますが、
現在、区内の私立認可保育所では零歳児クラスに欠員が生じ、不安定な保育園経営状況となり、
定員の未充足が大きな課題となっています。

 

①年度途中に保育園に子どもを預けて復帰できるためには定員の余裕・空きが必要です。
物価高騰により経済的に育児休業を早く切り上げる必要のあるご家庭も、
さらに増えるのではという懸念もあります。
年度途中の入園希望者のための定員を確保することが必要ですが
板橋区はどのようにお考えでしょうか。

次に、

②私立保育所などでは、利用定員に応じて職員配置をしても
定員が埋まらなければ給付が受けられず保育園の経営に影響を及ぼすことになります。
特に単価が高い0歳児の欠員の影響は大きいとのことです。
また、0歳児の年度途中の入園の希望は多い傾向があります。
世田谷区では私立保育所などで利用定員に対する欠員が生じた場合、
その欠員数に応じた補助を出す事業をこの4月から始めました。
定員の余裕の確保、保育園の安定した経営は最終的には育児をなさっている親御さん、
そしてお子さんのためでもあります。

板橋区の保育園で定員に空きが出た場合その保育園でどのくらいの減収になっているのか、
調査をしているでしょうか。

また、板橋区でも世田谷区同様の補助を新設してほしいと思いますが、
見解はいかがでしょうか。
すぐにできないとしたら、代案はありますでしょうか。

 

③人材不足が叫ばれていますが保育園でも同じです。
求人のための費用が大きな負担となっています。
人材紹介料は一人につき100万円近くかかるとのこと。
保育の質を向上し安全を確保するためにも、人材の確保は必須です。
求人のための費用の補助を求めますが見解はいかがでしょうか。
前向きなご検討をお願いいたします。

 

  

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