通告に従い、社会民主党五十嵐やす子が、
議案第86号「東京都板橋区長等の退職手当に関する条例の一部を改正する条例」、
委員会決定「不採択」に反対し、議案に賛成の立場で討論をいたします。
本議案は、東京都板橋区長の退職手当に関する条例の一部を改正するものです。
私は、今まで同様の議員提案に賛成するのは3回目です。
いつも悲しく残念に思いながら賛成をしています。
今回、この議案を提出しなくてもよくなることを願っておりました。
大変残念です。
区民の皆さんとお話しをすると、皆さんは大変驚かれます。
区長に退職金が出ていることをご存じない方が大変多いのです。
1期4年ごとに毎回毎回退職金が出ることを知っている方は、さらに少ないです。
現状を説明すると、そんなに出ているのか、毎回もらえるのか、辞めるときにもらえるのとは違うのかなど、
今まで驚かない方にお会いしたことがありません。
区民と共にある坂本区長の退職金は、明らかに区民感情からかけ離れているのです。
現行、区長は、任期満了の4年ごとに退職金として
1年につき1か月の給料の100分の450が支給されることになっています。
また、区長の報酬額は現在1か月119万5,000円であり、
4.5倍となると4年間で2,151万円が支給されることとなります。
坂本区長は現在5期目、区長は既に過去4回退職金を受け取り、
来年の任期満了時も受け受け取ることになれば、併せて1億円以上の退職金となります。
区長は、常勤の特別職ではありますが、ほかの特別職とは異なり、
公職選挙法に基づく選挙によって選ばれています。
金額においても、例えば、板橋区の職員は約40年働いて退職金として大体2,000万円と伺います。
その職員さんたちは、日々区長を支えている人たちです。
何かあっても区長の前に立って区長を守っている人たちです。
一般的にも、2023年の賃金事務等総合調査によれば、
大学卒で2,139万6,000円、高校卒で2,019万9,000円、
中小企業の場合、大学卒で1,149万5,000円、高校卒で974万1,000円とあります。
皆さん、一生懸命働いて、それでこの金額の退職金なのです。
板橋区は中小企業のまちです。
その中小企業のまちの首長を務める方が、毎回毎回2,000万円ということはどうなのでしょうか。
また、前区長は4期目の退職金を受け取っていません。
区長の職務はハードで、本当に大変なものと私も理解しています。
土日にイベントも多く、お疲れの中、分刻みのハードスケジュールをこなすなど、
頑張っていらっしゃることに敬意も表します。
ですから、全く区長に退職金は要らないとは思いません。
しかし、5期目を務める区長だからこそ、この板橋区のこと、区民の暮らし、
中小企業の現況をよく知り、理解する区長として、
5期目の区長としてどうあるべきかを私は区長に考えていただき、ご判断いただきたいと思います。
よって、本議案の採択を求め、議会の皆様にも広くご賛同をお願いいたし、私の討論といたします。
ご清聴ありがとうございました。

