ICAN CITIES APPEAL に板橋区も賛同し日本政府への働きかけをする旨を求める陳情への賛成討論 

3月2日の板橋区議会本会議にて討論を致しました。

この陳情への賛成討論は私一人です。

ロシアが核の威圧行為をしている今でも、陳情への賛成は、
ほかに共産党などのみ。
残念としか言えません。以下、討論の内容です。

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・陳情第189号

ICAN CITIES APPEALに板橋区も賛同する旨日本の内外に明示することで、
核兵器違法化の国際規範確率に必要な世論形成に貢献すると共に、
核兵器禁止条約締約国会議に日本が今後オブザーバー参加するよう板橋区として
日本政府に促すことを求める陳情

・陳情第206号

核兵器廃絶国際キャンペーンICAN(アイキャン)が呼び掛けている
「ICAN Cities Appeal」に板橋区の名を連ね、平和宣言都市として
「核兵器廃絶」の意思を広く世界に示すことを求める陳情

に賛成し、委員会決定不採択に反対する立場から
社会民主党が討論を致します。

 

この陳情は

  • ICAN CITIES APPEALに賛同する旨をホームページ等に明確に示し、
    核兵器廃絶を広く訴えること。
  • ICAN CITIES APPEALに賛同した旨をICAN本部、平和首長会議等に
    連絡をすること
  • ICAN本部のホームページの賛同都市リストに板橋区を加えてもらうこと
  • 核兵器禁止条約締結国会議にオブザーバーとして日本が参加することを
    政府に促す

という、大きく4点の内容となっています。

 

これに対し、板橋区の現状として、

  • 外交国家間の取り決め等については、国の取り組みを注視する立場をとっており、
    自国政府に対して条約への署名、批准を求めることについては具体的な行動は
    起こしていない
  • ICAN CITIES APPEALが求めている核兵器禁止条約を支持し、
    評価できるものとし、その旨をホームページで明らかにしているが、
    賛同することは日本政府に対して要請行動を行うという理解があるため、
    賛同するという明確な形での表明は難しい、

という説明がありました。

板橋区は平和都市宣言をし、この間、平和首長会議へも名を連ね、
また広島・長崎平和の旅に区立中学生を派遣するなどの平和教育に
取り組んでいます。

また、私たち板橋区議会議員は、板橋区の予算、板橋区民が納めて下さった
貴重な税金を使って、板橋区議会から派遣され、
広島や長崎での原爆の悲惨さや核の脅威を学んできたのでは なかったのでしょうか。

残念ながら今は新型コロナウイルス感染症のため、
中学生の派遣はできていませんが、
派遣された中学生たちは、板橋平和のつどいの中で、
自分たちが平和の旅の中で学んだことを発表をしていました。

ある年の全体の発表の最後では

「今の日本が核兵器禁止条約に批准してもらえるよう、
私たちから平和を拡げて行くことを誓います」と締めくくっていました。

一方、平和について学ぶように派遣した板橋区が
「国の事だから」と言う姿勢ではおかしいのではないでしょうか。
派遣した自治体こそ、子ども達の手本となるべきです。

2021年12月23日の時点で、核兵器禁止条約の署名国は86ヵ国、
批准国は59ヵ国となっています。
批准となる50か国を超える今になっても、核兵器禁止条約を批准どころか、
締結会議へのオブザーバー参加すらしない日本に対し、
日本各地のみならず、世界からも遺憾の声が上がっています。
戦争で広島・長崎への原爆を投下された日本だからこそ、
繰り返してはいけないと声を上げるべきです。

そして2月24日、ロシアがウクライナに侵攻しました。
真っ先にプーチン大統領が制圧したのはチェルノブイリ原発でした。

その後、プーチン大統領の指示で戦略核の運用部隊が「特別態勢」に入ったと
伝えられるなど、核による威嚇が行われています。

これは、核兵器を使用するとの威嚇行為そのものを禁止する
核兵器禁止条約に違反するものです。

これに対し、川崎哲(あきら)氏は

「核兵器は紛争を止めるどころか、危機を生み出し悪化させているのは明白だ」
「もし今ウクライナに核兵器があれば、危機をエスカレートさせることはあっても、
危機を収束させることはありません。」

とし、
岸田首相も「核による威嚇も使用もあってはならない」と批判しています。

核兵器が廃絶されない限り、今後はこのようなことはない、とは言えません。

子ども達の平和への思い、この世界から核兵器を一日も早く廃絶するためにも
核兵器禁止条約に批准してほしいという願いをここでしっかりと受け止め、
板橋区が平和を実現するために、国に働き掛けることが必要です。

世界の平和を希求する今だからこそ、
改めて本陳情の採択を強く求め、陳情への賛成討論といたします。

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