５月３日 憲法記念日
睡眠不足からの国会前 → イグナチオ教会での「大人食堂」※１
新型コロナウイルスのパンデミックとなり１年以上続き、
また第４波で緊急事態宣言が出されています。
コロナ禍の中で、仕事を失い、家を失い、家族を失い、
多くの問題を抱える人がたくさんいます。
また、コロナの前から抱えていた問題が更に深まっています。
民間団体には、毎日夜中までSOSが届いています。
「死にたい」と言うメッセージを送って来る人も、何人もいるそうです。
ゴールデンウィークになると、役所や福祉事務所などが閉まってしまいます。
（板橋区の福祉事務所は特別電話相談を行ってくれました！感謝）
相談もできず、困窮を深める人がさらに増えるのではないか…
ということで、様々な民間支援団体が協力し「大人食堂」を急遽開催することになりました。
一日目の３日は、１５時から開始し、お弁当など210食を配布。
私は先に国会前に行ったため、
始まる直前からの参加となりましたが、
私が会場に入る時には、既に長い列ができていました。
今日の担当はお弁当の配布ですが、既にお弁当は袋に詰められていました。
そこに茹で玉子が追加され、お弁当が入った袋に茹で玉子をブラス。
そうこうしていたら、配布するお野菜を選んでもらっていると
とても時間がかかってしまうため、
調理しなくても食べられるものはセットにして袋詰め。
これも、その状況に合わせての工夫で、
現場は試行錯誤しながらのとても迅速な対応の繰り返しでした。
１時間過ぎた頃には、初めに用意していた150個のお弁当が足りなくなる。
今度はお蕎麦を袋詰め。
お蕎麦、つゆ、箸、茹で玉子、お茶、昆布茶 を1つの袋に詰める作業も、
始めてお目にかかる人が自然にチームになって、どんどん詰めていく…
みんな働くために、自分が役立つためにここに来ている、そう思いました。
凄いことです。
外国の方、老若男女が並びました。
医療も含めて相談には長い列。
18時に帰る時にも、まだ相談は続いていました。
様々なお困りごとを抱えている方もいらっしゃるのでしょう。
また5日ありますからね～と声掛けしたり。
持ち帰ったお弁当をどこで食べるのだろうと思ったら、なんだか辛くなりました。
お腹かが空いているから直ぐにたべたい、という方もいて、とても身につまされました。
大人食堂とは… 下に説明を書いていますのでご覧ください。
※１
報道むけに出した大人食堂の案内を参考に載せます。以下
ゴールデンウィーク大人食堂のご案内
私たち 反貧困ネットワーク・新型コロナ災害緊急アクションは、複数の団体と連携し昨年の第一回緊急事態宣言時から、コロナ禍で困窮された方からの７００件以上のSOSに応え続けています。「反貧困緊急ささえあい基金」からの緊急生活給付金は2000件、６０００万円に昇り、いのちを繋いできました。
非正規就労しかなくアパートも借りる事もできない。住み込みで働いていたが、雇止めされて寮から追い出された、1月以降に急増した家賃滞納による「住居の強制退去」、急増し続ける女性と若者からのSOS、日本に住む外国人の多くが、医療など公的支援も受けれず放置されています。「死のうとおもったけど死ねなかった」そのような声も急増している事から事態は深刻化しています。「助けてと言えない社会」「どうしようもない孤独な社会」弱い状況に置かれた人が、底が抜けたようにこぼれ落ちています。
折しも3回目の緊急事態宣言が発令される状況です。ただでさえ公的支援の窓口が閉ざされる大型連休と重なり、より一層困窮された方々が増えることが予想されます。
それに対応するため、私達はゴールデンウィーク大人食堂を5月3日（月）・5日（水）の二日間、聖イグナチオ教会（四谷）で実施します。
「ゴールデンウィーク大人食堂」の概要
【日時】
①5月3日（月）：15時〜18時
②5月5日（水）：12時〜18時
【場所】
聖イグナチオ教会（東京都千代田区麹町六丁目５番地１）
【費用など】
無料・予約不要
【実施内容】
・生活相談 ・医療相談 ・法律相談
・食事（お弁当）提供
・生活物資（おむつ・生理用品含む）提供
【主催】
・聖イグナチオ教会福祉関連グループ ・一般社団法人反貧困ネットワーク
・一般社団法人つくろい東京ファンド ・認定NPO法人ビッグイシュー基金
・新型コロナ災害緊急アクション ・コロナ被害相談村実行委員会
【協働団体】
・認定NPO法人難民支援協会 ・認定NPO法人世界の医療団
・企業組合あうん ・一般社団法人あじいる
・NPO法人POSSE ・北関東医療相談会
・クルドを知る会 ・移住連貧困対策 PT
【協力】
・インド・ネパールレストラン サンサール ・パルシステム生活協同組合連合会