3、まちの安全・防災について
~台風15号、台風19号からみえてきたもの~
①報道では、避難所ではインターネットの接続ができないなど、情報が得られなかったと聞きます。
地域BWAなど インターネット ネットワーク環境を整える動きがあると聞きますが、板橋区はどのように考えているのでしょうか。
②台風19号では、板橋区では最終的に22か所の避難所を開設しています。
10月12日。10時に自主避難所を開設しています。その後、14時55分には指定避難所に変更しています。自主避難でなくなった時点で、正式な「避難所開設」になると思いますが、今回、授乳室などの場所を最初から用意するなど配慮をしていたでしょうか。
③雨の中、視力が弱く避難所となる学校を間違った人がいました。
避難所であることを、わかりやすく工夫できないでしょうか。
④大田区や世田谷区の一部は今回の台風で被災し、災害廃棄物が道の両脇に高く積まれていました。
板橋区は紙一重の状態で荒川の氾濫を逃れることが出来ましたが、毎年台風が酷くなり、大雨の被害が増えていることを考えても、安心はできません。
板橋区は災害廃棄物に対して、どのように考えているのでしょうか。
また一時的な保管所が必要となりますが、どのように考えているでしょうか。
⑤荒川、新河岸川のすぐ近くにも区有施設があります。
長野では新幹線が水没して、廃棄となっています。
板橋区においても、志村清掃事業所は新河岸川のすぐ隣にありますが、清掃車の対策を考えることが必要だと思います。
どのように考えているのでしょうか。
⑥清掃車用の燃料の保管は、地震の時にはトラックなどの燃料にも使え強みとなります。区はどのように考えているのでしょうか。
⑦区は要配慮者の利用施設に対し、荒川の氾濫時の避難計画の策定を、各施設に呼びかけてきました。
2021年度中までの策定となっていますが、進捗状況はどうでしょうか。
実際に、荒川や新河岸川の氾濫の可能性を痛感する状態だったことを受け、すぐにでも策定することが望ましいと考えますが、区はどのように考え対応していくのでしょうか。
⑧2018年3月に、東京都は高潮のハザードマップを作成しています。
台風19号では、台風の強さと満月が重なり、潮位が上がることで高潮が警戒されました。高島平の辺りは、高潮でも大規模な水害が予想されていますが、まだ周知がなされていません。
区は「私の便利帳」にハザードマップを載せて、各家庭に配布していますが、次回からは高潮についてのページも追加してはどうかと思いますが、いかがでしょうか。
⑨台風15号、19号の被害では、各地で正規の職員が足りないという報告や報道を耳にしました。
前回の私の質問に対し、各自治体から人的支援を求めるとのことでしたが、何を行うべきか、予め迅速に対応できる核となるその自治体の職員がいなければ、いくら人員がいても効果的には動くことができません。
この点をどのように考えるのか。お答え願います。
以上で質問を終わります。