2、まちのにぎわいについて ~大山・JR板橋駅前再開発について~ 一般質問2019-11-28

2、まちのにぎわいについて
~大山・JR板橋駅前再開発について~

①大山の再開発について

先日、ある商店街を歩いてきました。
駅前から延びる長い長いアーケードがあり、たくさんの人で賑わっていました。
駅前には再開発で新しい空間ができ、超高層のタワーマンションがそびえ立っていました。
駅は地下化され、駅前広場もありました。
再開発の地域からは、もう1つのアーケード街が伸び、そのアーケードを少し行くと広い道がありました。
その道を挟んで、駅に近い手前と道の先では、大きな違いがありました。
道の先の商店街は、アーケードもありましたが、暗く、歩く人も、ほとんどいませんでした。
その賑わいを分ける道は、鮫洲大山線、補助26号線でした。

ハッピーロード大山も、この補助26号線で分断されようとしています。
来年の春に完成という予定は難しいものの、計画は止まってはいません。
分断されている商店街が、どんなに廃れてしまっているのかを見たからには、
そうならない努力をしない限り、現状を維持したり、良い結果がおのずと付いてくるとは言えません。

これから約10年間、大山はどこかで工事をしている状態になると聞きます。
工事をしている所からは、自然に人も離れていく傾向があります。
街も分断されます。
工事中の10年間も、大山の街に人が集まって来る、そんな仕掛けが必要です。
工事中も、どうしたら賑わいを保つことが出来るのか、新たなファンを増やすことが出来るのか、それを考えることが必要です。

日本は、現在のソサエティ4、0から、ソサエティ5、0に進めようとしています。
広く情報を周知することから、個別にその人が必要とする情報を提供することを目指しています。
ネット上で買い物をし、決済をし、その商品を個別にドローンが運んでくる…
そんなコマーシャルも既に流れています。

とても便利になるとともに、実際に目で見て触って、人と交流して買い物ができる商店の意味、価値が、今以上にクローズアップされることになると思います。
そのために、いくつかの可能性を質問したいと思います。

今、空き家や空き店舗が問題となっています。
ハッピーロード大山では、空き店舗をセブンデイズなどで活用していますが、それは新たな起業とは意味合いが違っています。
約40ほどの店舗が立ち退くことは痛手です。
そのためにも、新たな起業が必要とされます。

先日、埼玉県の鶴ヶ島市で行っている、市内商店街空き店舗を活用し、起業・創業を目指す人のチャレンジスペース「チャレンジショップ鶴ヶ島 つるカフェ」を拝見しました。
創業希望者が一定の期間ランチやディナー等の提供を行い、経営実践を積むことにより、起業前に課題の抽出・整理を行い、専門家から具体的な指導を受けることにより、開業後の事業運営の安定化が図られることを目的にしているものです。
国の補助金を使いながら、市の商工会が運営しています。

板橋区では様々な手厚い起業支援がありますが、実践的なものはまだありません。

-1 このような取り組みを、意欲を持つ人が手を上げれば、板橋でも補助をつけて応援できる可能性はあるでしょうか。
また、どんな内容の支援となるでしょうか。

 

次に建物を伴わない空き地利活用についてです。
道路が買収されることにより、いびつな土地が生まれます。
住居を建てるにしても狭く、利用するのに難しい場合があります。
また、買収された土地も、工事が着工となるまでは、しばらくはそのままとなります。
東京都は、後者のような土地を利用しての商業活動を認めていないということですが、空いている土地をそのままにしていることは、商店街にとってプラスにはなりません。
その空いている土地に空き缶などごみが投げ捨てられるなど、危惧されています。

-2 儲けるためではなく、賑わいを保つため、人の流れを絶やさないために、コンテナやキッチンカ―を置くなどして、賑わいを創出することが商店街にとってプラスとなります。美観を保つことにもつながります。そのためには、土地の所有者である東京都の了承が必要となりますが、その了承を得るために、区が商店街とともに交渉にあたることはできないでしょうか。

東京都は「商業コミュニティの再生」を打ち出しています。
今の大山の再開発計画を見ていると、スクラップ&ビルドの計画にしかみえません。

しかし、再生をうたうなら、そこには持続可能でエコな街づくりもあるはずで、その中にはリノベーションなども入って来るはずです。

また、道路は人や物を運ぶ道から「集う道」へと変革しようとしています。
しかし、大山を分断する補助26号線は、街を分断することはあっても、今のままでは集う道には成りえません。
クロスポイントに大屋根をつけるなど、人が集い、イベントもできるなどの機能をもたせることで、新たな機能を持った道に変えることができ、板橋区としても新たに人と人とが出会える場所、つながりを生み、区有公共施設の代わりにもなりうる場所もできると思います。

痛みを伴いながらも新しい街へと生まれ変わり、それが持続可能な街となるためには、商店街だけでは難しいと思います。

―3 そこで伺います。
どうしたら区民や住民が幸せになるまちづくりができるのか、それを一緒に考えるのも区の役割であると思います。
まちづくりを商店街と一緒に考えて行くことは可能でしょうか。

 

以前、ハッピーロード大山商店街では、日大病院など複数の病院と大山を結ぶ小さめのバスを走らせる計画をたてたものの、資金や人材の確保が叶わず、計画を諦めたことがあったと伺いました。

今後、高齢者はますます増えます。
歩くことを求められても、思うように歩けない人もいます。
一方、便利になるとともに、人と人との交流の場、ふれあいの場がさらに求められる時代が訪れることと予想できます。

-4 この計画を再度チャレンジするとしたら、区はどのような支援ができるでしょうか。産業、高齢者支援、さまざまな意味づけもできると思いますが、いかがでしょうか。

 

②JR板橋駅前再開発について

JR板橋駅は板橋の表玄関、と区長は発言しています。
板橋駅をはさんで位置する池袋や十条も、新たに変わろうとしています。
そんな中にあっても、板橋の表玄関と、区民も胸を張ることができるまちづくりをしてほしいと思います。

そのJR板橋駅前では、現在2つの再開発の計画が進んでいます。
そのうち西口地区の再開発については、建物の3階までの部分のみが商業施設という計画となっているようです。

-1 表玄関というJR板橋駅前は、どのような街をイメージしてまちづくりを進めているのでしょうか。現在の計画は、商業ビルとして人を呼び、人が集まり、賑わいが形成されるものとして十分であると、板橋区は考えているのでしょうか。

-2 民間の事業といえども、補助事業であり、そこには板橋区から補助が出ます。税金である補助を出すなら、しっかりとその税金を活かすように指導するのが、行政の大事な役割であると考えます。
税金を投入する立場である板橋区の見解を伺います。

 

この項の質問は以上です。