医療現場も多文化共生
今日は 久しぶりにお医者さんに行ってきましたが、
この時期ということもあり、待合室はいっぱい!
その中に、日本語でも英語でもない言葉で
お話する家族が来ていました。
診察室からは、英語で話すドクターの声。
今、板橋は海外からの方が増えていますが、
医療現場もまさに多文化共生の最先端だなと思いました。
私など同じ日本に住みながら、学生時代 山形から東京出てきて、
初めてお医者さんにかかったとき、
「さてこの症状をどう伝えたらいいんだ?」
と、はたと考えてしまいました。
ちなみに、私の育った山形県の酒田では、私が小さい頃は
「こえ~」というと、どんな症状なのかそのニュアンスが伝わりますが、
それを説明するとなると、熱でだるくて、具合が悪くて…と
一つひとつ言うことになります。
あの時私は、「こわい」といったら通じるかな?と
「こわい」と言ってみましたが、
「何がこわいの?」と言われたので、
あ、これは通じないんだと、一つひとつ症状を言いました。
こんなですから、海外の方は具合が悪い中で自分の症状を伝えることが
本当にたいへんなのだと思います。
海外からの方が日本語を話せるようになるための制度が、
まだ追いついていないと感じています。
板橋区内の学校の日本語教室も、やはり不足しています。
日本語を話せない子どもも増えています。
中野区に視察に行きましたが、とても充実していました。
この視察については、また改めてご報告したいと思います。
また、海外からの労働者を受け入れると言いながら、
その人たちが日本で暮らして行くためのサポートが整っていない
今の状態のままでは、どうかと疑問が残ります。