板橋区でも今年度予算をつけて社会福祉協議会に委託をし
「子どもの居場所事業」の取り組みが始まっています。
先日「いたばし子どもの居場所つくり活動支援事業連絡会」の
第1回目が開かれ、既に子ども食堂を始めている方や関係者、
これから始めたい方、また場所を提供したい方などが集まりました。
やっと動き出したなという感じです。
これから、広く連絡会の参加者を募り情報を共有したりなど
活動を拡げていくようです。
連絡会の参加申し込み書、活動情報シートは下記のサイトにあります。
ご関心のある方は、是非ご登録してください。
http://www.itabashishakyo.jp
いたばし社協ホームページ
(「お知らせ」の「いたばし子どもの居場所づくり活動支援事業連絡会への
ご参加ありがとうございました」という記事の中にリンクが置いてあります。)
さて、ある方が
「ファミレス と 子ども食堂 の違い」を質問されたそうです。
子ども食堂にボランティアに来ている人からです。
まだまだ「子ども食堂」の概念の理解が
深まっていないんだなと、改めて思いましたので、
私の考えをお示ししたいと思います。
ファミレスと子ども食堂の違い。
どちらも「ご飯を食べる」のは同じ。
でも、
ご飯を食べるのを目的に訪れるのは、ファミレス。
ご飯を食べることを切り口にして、
そこから見えてくる様々な問題をすくい上げ、必要なところに繋げ、
子ども食堂に来る人に寄り添い、
つながっていくのが、子ども食堂。
このように、私は思っています。
今、板橋にもたくさんの子ども食堂が出来始めています。
とても嬉しく思っています。
お腹いっぱい食べさせてあげたい、
その思いから始めてくださる方もいます。
ありがたいことです。
でも、毎日やっている子ども食堂は、
日本の中でも本当にわずかです。
たくさんの子ども食堂ができていても、
まだまだ足りてはいません。
だから、子ども食堂でだけお腹がいっぱいになっても、
それ以外の日は、改善されません。
だから、それ以外の日も改善されるよう、
その奥にある問題にも寄り添うことが求められるのです。
でも、それを解決するのは子ども食堂だけでは無理ですから、
さまざまな所、専門の部署とつながり、
信頼を築きながら解決を探る、
これが大事です。
でも、その問題は簡単には見つかるものではありません。
でも、安心できるところと認識し、
親や学校の先生とは違う 他者にだから言えることもあります。
そんな場所に、子ども食堂はなりうると思っています。
子ども食堂って、本当に大事な「居場所」なんです。
「子ども食堂」という名のみんなの居場所です。
子どもだけでなく、たくさんの方、広い世代の方が
心を寄せ、つながる場所だと思います。
たくさんの方に、子ども食堂の優位性、意義を
理解して頂けたらと思います。