7月から板橋区の教育長が変わったことを、ご存知でしょうか?
教育長が変わると、やはり何かが変わります。
この秋から、教育長を中心に「板橋アカデミー」という勉強会が始まりました。
区内の小中学校の先生や教育委員会の職員など、たくさんの方が参加しています。
2回目から区議にもお誘いの案内があり、私も早速参加してみました。
結果、私だけの参加でした。
今回3回目の勉強会は文教児童委員にだけご案内があったようですが、
行ってみるとやはり私だけの参加でした。
参加して話の内容を鵜呑みにしようというのではなく、いろんな方のお話を伺い、
引き出しを増やし、是々非々で考えていきたいと思って参加をしています。
ここで学んでいることを、板橋区の教育委員会は、どこかで土台にすることと思いますが
その時にそれがわかっているか否かで、私の理解も違ってくると思います。
今回は「アントレプレナーシップ」について。
「起業」についてのお話でした。
講師は平井由紀子さん。
起業家教育の専門家で、日本各地の小学校から大学生などにも
「起業」ということについて、実践的なことも含めての教育に
携わっている方です。
イギリスのオックスフォード大学のオズボーン氏(人工知能の研究者)は
あと10年で「消える仕事」「なくなる仕事」が702業種あるとして
徹底的に分析したそうです。
こんなに仕事がなくなったら、困るかも知れない…
でも、大事なのは想像すること。
人間が想像することは、いつかきっと実現する、そう言っていました。
折しも今年は、映画「Back to the future」が未来として描いた2015年。
映画の通りにはなっていないけれども、似たようなことが実現し始めているとのこと。
ロボットや機械に仕事を奪われてしまって、人間がすることが無くなるのではなく、
そのロボットを人間が使う仕事を想像すること。
途中、10年後どんな風になっているか、なって欲しいかをそれぞれ考え、
お互いの考えを共有し、発表しました。
私は、「ドラえもん」の道具を思い出していました。
こんにゃく翻訳機、どこでもドア、タケコプター… こんなのあったら便利だろうなぁと。
そして香りがわかるテレビやパソコン。
お腹がすくだろうなぁ(笑)
そして、大切なことは、失敗をして、そこから学び必要なものを新たにつくること。
失敗を恐れないこと、賢い失敗をすることが大切。
無くなるものも多いけれども、また新たに起業することが大切。
想像し、起業し、生活、時間を豊かにしていく。
戦争もテロも貧しいから起きる。
お金だけでない豊かな生活を生み出す起業をすれば、
戦争もなくなる、そんな風に締めていました。
折しも、その日の日中は文教児童委員会があり、
その中で、私は次世代育成の政策に対して、
失敗がてきる環境を作ること、失敗から次を学ぶことが大切なこと、
やり直しができるようにすることなどを、力説しました。
ですから、講師のお話を聞いて、同じ根っこで繋がっていることを、
とても嬉しく、また頼もしく思いながら、聞いていました。
次回は12月。
いろんな意味で、たくさんの引き出しを作って行けるようで、楽しみです。