新宿街宣 日曜日の発災は帰宅困難者ばかりに・・・

昨日は新宿駅東南口で街宣。
日曜日で、目の前には
たくさんの方がお買い物に出かけていました。
平日なら職場や学校にいて、
発災したらその場で待機して
帰宅困難者の発生を抑制します。
が、日曜日など休日は、
それが根底から崩れます。
昨日、私の周囲にいた人は
皆、即、待機する場所もなく、
帰宅困難者になってしまいます。
駅からは外に出されることになります。
コンビニ等、民間が対応しても、
トイレを貸したり
モバイルバッテリーの充電などです。
都立高校や都立の施設が
都が指定する一時滞在施設になります。
でも、それだけで間に合うようには思えません。
一方、板橋区をはじめとする
地方自治体の一時滞在施設が
都の要請を受けて
開所するか否かを決めるのが
発災後6時間経ってから。
施設を開所するのは
12時間後になるとされています。
その一方、熊本地震では
発災後3時間以内に
トイレに行きたくなった人は
約4割と言われています。
発災後、この3時間は、
ほとんどの方は飲まず食わずの筈ですが、
それでもトイレには行きたくなるのです。
東日本大震災では約515万人が
帰宅困難者になったと内閣府は言っています。
平日はその場にとどまるよう
都の条例はできても、
休日は、それは全く変わってくるなと、
機能しないなと、
昨日、新宿駅東南口に立って改めて思いました。
これに備蓄のこと、
また、最近は自助が強く言われていることも話しました。
災害時こそ、自己責任ではなく
公助の出番の筈なのに。
公共の備蓄するものの量も
三日から一日でも良いと減っています。
私達の税金は、
おかしなところに使うのではなく
防災、ソフトもハードも含めて
命に直結することに、
私達のために使うべきと申し上げました。
首都直下地震は30年以内に7割の確率、
南海トラフ巨大地震は、
30年以内に7〜8割の確率で発生すると言われています。
地震など自然災害は誰にも平等に起きます。
しかし、
受けるダメージや影響は、
社会的弱者と言われる人ほど大きくなります。
防災・減災の備えは、
発災前の今しかできません。
だからこそ、大切なのです。
     
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