千葉の女の子が、父親からの虐待でお亡くなりになったニュース。
毎日報道されていますが、あまりに悲しすぎて、
ネット上でシェアできずにいます。
子どもは生まれながらにして一人の人権をもった個人です。
子どもを自分の所有物としか思っていなかったのだろうか?と
思わずにはいられません。
妻へのDVもあったように報道で見ましたた。
妻も子も、女性は夫・父の思い通りでなければならないのでしょうか?
そして、女の子が藁をもすがる思いで書いたであろうアンケート、
それは誰にも言わないからという約束で、
無記名のものに少女はわざわざ自分の名前を書いて助けを求めたものでした。
それなのに、教育委員会によって、当の父親に渡されていたとは、
なんという裏切り行為でしょう!
父親が学校長等に対して恫喝をしていたとの報道もありますが、
渡すべきではなかったと、残念で仕方がありません。
それを見た父親が、虐待をエスカレートさせることがなかったとは、
誰が言えるでしょうか。
なにがあっても一番に子どもを守るべき、
子どもにとっては最後の砦となるはずだった学校と教育委員会は、
今回の対応で、市の全ての子どもたちの信用と信頼を失ったことになります。
今後、アンケートをしても、正直に書く子どもがいるとは思えません。
これは、たいへん重大なことです。
また、今繰り返し報道されているニュースを見て
日本全国の子どもたちは、同じように不信を抱くのではと、
とても憂慮しています。
相談したくても、秘密を守ってもらえないのではと不安になって
相談ができないケースが出るのではと心配しています。
そうでなくても、子どもたちは いじめや虐待にとても敏感です。
アンケートを書くにしても、筆跡で自分が書いたのがわかるのでは?と
本当のことが書けないと聞いたこともあります。
子ども達は、大人が思う以上に考え、心配し、
大人たちの事をしっかり見ています。
子どもの権利条約30年、日本が批准して25年経っても
未だこんな状態であることを、強く憂います。
そして、子ども達の大人への信頼を回復させる努力をしていかねばと
強く思います。
今回の事を自分なら何が出来たのか、どうしたのか、
学校や教育委員会だけでなく一人ひとりが考えること、
そして一つひとつの関係づくりが
二度とこのような事件を繰り返さないために、必要だと思います。
それが、子ども達の信用と信頼を取り戻すことにも
繋がるのではないでしょうか。