子育てを自己責任としないこと~子育ては社会で~

いろんな事が「自己責任」とされています。
2019年の年が明け、悲しい事件が続いています。

先日、宮城県のシングルマザーが、
0歳の赤ちゃんを死なせてしまった事件がありました。
ミルクを買うお金がなく、お湯を飲ませていた、とのこと。
双子の赤ちゃんはぐったりした状態で発見され、
一人の赤ちゃんは命を落としてしまった、というものです。
母親はネグレクトで子どもの命を奪ったとして逮捕されました。

でも、本当にそうなのでしょうか?

何より、子どもは母親だけでは授かりません。
子どもの父親は、どうしていたのか、
父親の責任はどうなっていたのか。
相談できる人や場所は?
この若い母親は、実父と暮らしていたそうです。
何も気が付かない状態だったのでしょうか。
子どもが生まれたら検診もあります。
検診に来なかったら、特に多子の場合は支援をする側も声かけなど、
なんらかのチェック機能が働くはずだと思うのですが、
どうだったのでしょうか?
支援の仕組みがあっても、動いていなかったのだろうか等と、
さまざまなことを考えてしまいます。
困った人ほど、考えられなくなったり
声をあげることが できなくなったりします。
自分が生んだ子どもにミルクを飲ませることもできず
日々元気をなくし、
ぐったりしていく子どもを目の前にしていた
母親の気持ちを思うだけで、涙がでます。

板橋には板橋版ネウボラがあり、
妊娠から産後、子育てまで切れ目のない支援の制度ができました。
しかし、制度で満足するのではなく、その制度をしっかり機能させ
利用者と信頼を築き、
困った時に相談ができる関係を日ごろから築くことが
今まさに必要だと痛感します。
また、板橋では乳房手当てや沐浴サービスの産後の育児支援や
育児支援ヘルパーが自宅に来てくれるサポートがありますが、
世田谷のような宿泊できる支援がまだありません。
1期目から求め提案してきましたが、
さまざまな課題があり、まだ実現できていません。

子どもを安心して産み育てることが出来る環境を整えていくこと、
子育てを自己責任とせず、社会みんなで育てていくことが
今、さらに必要であることを思います。
国の制度を整えることはもちろん、現場となる自治体での取り組みを
充実させていくことを、私は板橋の中で声を上げ続けようと思います。