こども食堂安心安全プロジェクト~子ども食堂に「保険」を!~#こぷろ

2月に、子ども食堂サミット(豊島区役所1階にて開催)に参加しました。

前野町子ども食堂わくわくランドのある日の食事風景

栗林知絵子さん(豊島子どもWAKUWAKUネットワーク)、
赤石千衣子さん(NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事長)、
湯浅誠さん(法政大学教授)など、多くの方からのお話がありました。

お話の後、関心のあるグループに別れて話し合いの場を持ちました。
そのときに私が参加したのが、この子ども食堂の安心・安全を担保し、
ずっと継続するためには「子ども食堂の保険が必要だ」というものでした。
そして、このプロジェクトのことを知りました。

春休みの「まいにち子ども食堂 高島平」は、まさに子ども達の「居場所」となっています。

湯浅誠さんの調査によると、
この2年間で子ども食堂が2000か所 新たにでき、
日本全国で少なくとも2286か所あることがわかったとのことです。
2016年7月2日の朝日新聞記事には
「5月末段階で、少なくとも319か所」とあり、
その後7倍以上増えたことになる とのことです。
そして年間で延べ100万人以上のお子さんが利用しているとのことです。

詳しくは湯浅誠さんの記事をご覧ください↓
https://news.yahoo.co.jp/byline/yuasamakoto/20180403-00082530/

子ども食堂では、儲けるためが目的ではなく、
子どもには無料のところも多いのですが「食事」を出しています。
それぞれ注意して調理しているとはいえ、
やはり想定外のことがないとは限りません。
アレルギーのこともあります。
お茶碗を割ってしまったり、
その割れたお茶碗でケガをしてしまう という可能性もゼロではありません。

また、子ども食堂を開催している場で、遊んでいるうちに
物を壊してしまったり…等ということもあります。

子ども食堂への行き帰りに、転んだりしてケガをすることも考えられます。

私がかかわっている子ども食堂でも、参加していたお子さんが
会場となっている場の備品を壊してしまったことがありました。
その修理について、どのようにしたらよいか、課題となりました。
各自、物損の保険に入っている場合もありますが、そうでない場合もあります。
その時に「保険があればなぁ」と痛感しました。

また、高島平には「まいにち子ども食堂 高島平」が出来ました。
毎日、朝昼晩3食というのは、本当に画期的なことで、
早速、多くのお子さんや親子、地域の方が利用しています。
保険には入っても、すべてをカバーするためには、
「まいにち」なだけに高額の費用がかかります。

皆さんが安心・安全に利用でき、また活動を継続するためには、
やはり「保険」が欠かせず、その支援が必要であると思います。

今回始まった
「全国のこども食堂を安心・安全な場所に こども食堂の保険加入をすすめたい!」
というクラウドファンディング、そしてYahoo!募金は、
1000万円を目指しています。
6月21日23時59分がゴールです。

クラウドファンディングのサイトはこちら↓

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Yahoo!ネット募金のサイトはこちら↓

Yahoo!ネット募金
全国のこども食堂を安心・安全な場所に こども食堂の保険加入をすすめたい! - Yahoo!ネット募金 こども食堂安心・安全向上委員会、「広がれ、こども食堂の輪!全国ツアー」実行委員会の募金ページ | Tポイントでも寄付できます。

 

たとえば、1万円の寄付では、1人あたり28円の保険料で、
30人が集まるこども食堂で約1年間サポートできます。

今回は、開催頻度が週1回以下の子ども食堂に年間1万円、
週1回を超す子ども食堂には年間3万円を配分し、
3年分の保険料を集めるのが目標とのことです。

たくさんのかたからの応援メッセージです。
前文部科学省事務次官 前川喜平さん、津田塾大学客員教授 村木厚子さんはじめ
ほんとうに様々な分野のたくさんの方が応援しています。
(実は私もいます。)

本来は、国がもっと力を入れて取り組むべきです。
予算ではなく、「基金」を募って対応するには驚きと落胆を隠せませんでしたが
だからこそ、今、民間の動きはとても大事です。
国が民間の動きに恥じない政策をとるべきですが、
今、目の前に「子ども食堂」を必要とする子どもたちや大人がいます。
1か月待ってね、1年待ってね、は通じません。
必要なのは「今」なのです。

民間と国や自治体が両輪となって継続可能な取り組みをすべきですが
まだそこまで追いついていません。
子どもたちのためにも、私たち一人ひとりの力を積み重ねて、
子ども食堂を支え、子ども達、子育て中の親御さん、
そして地域の人たちを支えて行きませんか。
私たちの大事な地域の資源にもなります。

ある日の「まいにち子ども食堂 高島平」の夕食風景

 

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