「児童相談所をつくる」
板橋区は2021年オープンを目標に、児童相談所(一時保護施設併設)を設置します。
2016年の児童福祉法の改正により、23区特別区においても児童相談所を設置が可能となりました。
練馬区を除く22区が児童相談所を設置するために、動き出しています。
現在、東京都の北児童相談所(一時保護施設なし)が、板橋区、北区、荒川区を担当しています。
北児童相談所における板橋区が占める相談件数は、全体の半分を占めています。
区民の人数が多いこともありますが、それだけ必要とされていることがわかります。
設置場所が第一回定例会にて報告され、
3月より地域への説明が始まっています。
困難・課題を抱えるお子さん、家庭が安全とは言えないお子さんの避難場所としても
大事な機能を持つ場所であり、子どもがさまざまな「リスタート」をきる場所ともなります。
これから検討会の中で施設整備、体制・組織、人材確保や育成、
その他さまざまな課題を話し合うことになります。
同じような時期に特別区22自治体で児童相談所を作るということは、
専門職である児童福祉司の人数を確保すること、人材育成が、とても大きな課題となり、
また人数だけでなく質の担保も欠かせません。
また、相談機能だけでなく、一時保護施設を併設するということは、
2歳~18歳のお子さん、またお子さんたちを取り巻く状況に、24時間対応をすることが必要となります。
そのための環境を整備していくことも大切です。
子どもを管理するのではなく、子どもの権利を守りつつ、子どもに寄り添い、
未来を開くための場を作るという意識を共有すること、
また、「板橋区の児相はいいな」と他区の子どもたちに羨ましく思われるような
児童相談所をつくりたいと考えます。
このあと、一般質問や予算の文教児童分科会などで質問したことなど、追ってご報告したいと思います。