認知症、そして、ひとりで抱え込まない介護

今夜は介護の講習会。

講師は、名古屋の介護の学校で教鞭を取っている西井先生。

以前、板橋区主催の西井先生による障がい者関連の講習会に参加した。

その時も、様々な気づきを頂いたが、その中でも一番実現の可能性があると思った

書類の活字を障がいを持つ方でも見やすい「ゴシック体」にすることを、一般質問や決算分科会の中で提案した。

明朝体からゴシック体に変えるなんて、ほんの一手間でできること、どうしてそれをしないのか、

庁舎内の書類、特に障がい者が多く利用する部署、そして教育の現場で生かしてほしい、と。

が、なかなかそう簡単には実現できず。

特に教育の現場。まだまだ理解が不足していることを感じる。

工夫次第で、さまざまな障がいを乗り越えることができる。

それが今日の介護の中ではどのように語られるのか。

「介護をひとりでかかえ込まないこと、そのための専門家を育てている」、

この言葉、とてもありがたいです。

介護は一生懸命になりすぎず、客観性をもって見られるように。

特に家族には難しい。そのためにも、少し離れる時間が大事。

そして、残念ながら認知症は治らない。

脳に起きていることが、現実に現れていることを受け入れることが大事。

そして、認知症と診断されたら、その後は、認知症として生きることになる。
その本人のショック、気持ちを十分に家族は考える必要が有る。

そして、介護はいつ終わるのかわからない。

平均7年、でも長い人は20年以上。

自分が幸せでないと、介護される人も幸せにはなれない、この言葉を忘れないでいたい。

 

今日は、書類上の知識というよりも、

心構え、現場での知識、そして認知症について情報を得ておくことが必要なことを教えていただいた。

今日の講習会はただ勉強するだけではない
ステキな、心があたたかくなる会でした。

明日からの認知症カフェをはじめとするさまざまな機会で、今日の学びを生かして言いたい。

 

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