今日は、防災・減災対策調査特別委員会でした。
午前中は、荒川区役所で永久水利施設整備事業について、
説明をいただき、その後、現地視察をしました。
昨年の3月に完成した新しい施設とのこと。
隅田川からの永久水利施設は、荒川遊園のすぐ裏手の隅田川からの取水。
その他、深井戸など、この秋以降も、新たに追加で完成するそうで、
荒川区が力を入れて取り組んでいることが伺えます。
まずは、荒川区役所敷地内の深井戸。
ホースをつなげて、600m先まで対応できるそうです。
ホースをいくつもつないでいくという応用編です。
直下型地震で5500戸焼失、
区内の6割が木密地域という荒川区では、消火用の水は命綱となります。
阪神淡路大震災を教訓として、区長自らが水が防火槽の水が枯渇しないよう、
発案したそうです。
板橋区役所にも深井戸がありますが、どのような役割を担えるのか?
水量にも寄ると思いますが、荒川区と同じように、離れたところの消火にも使えるものなのだろうか?
いろいろ確認したいことができた。
また、ただ新しい施設を造ったり、資材を増加させるだけではなく、
その資材をいかに有効に使うか、使えるか、
最終的には携わる人を増やし、その技能をupさせること
区民との協働での取り組みを、さらに強める必要があるとの説明には
板橋でも学ぶところが大きいと思いました。
いつ直下型地震がきてもおかしくない東京です。
また東南海トラフ地震など、大きな地震の可能性が高まっています。
荒川区の取り組みをそのまま板橋に取り入れることはできないものの、
学ぶ点はさまざまあると思います。