2019-3-18予算総括質問1、豊かな子ども時代を過ごすために

3月18日に、2019年度予算案に対しての予算総括質問を致しました。
90分の持ち時間で行いました。
その内容をご紹介します。
これは原稿ですが、本番では答弁に対してなど、発言を追加しています。
また、パワーポイントを利用して説明をしています。
最後にデータを添付いたしますのでご参考にしてください。

1、豊かな子ども時代を過ごすために

(パワポ1)
「いたばし子ども未来応援宣言2025」
基本理念 「子どもの最善の利益が実現される板橋区」 とある。
板橋区がこのように書き込んでいることを嬉しく思うと同時に、
絵に描いた餅にしないために、何をどうするのか。
確認しながら質問をしたい。

  • 目黒区の事件、野田市の事件 「子どもの虐待」が大きな問題となっている。

先日は板橋区内でも悲しい事件があり、また三つ子の子育てをしている母親の事件もあった。

(パワポ2)
「平成29年度板橋区子ども家庭支援センターにおける虐待の対応について」

虐待は身体的虐待、性的虐待、ネグレクト、心理的虐待など、さまざまあり、
平成27年度に比べて、120件も虐待の通告が増えていることがわかる。

(パワポ3)
「平成29年東京都北児童相談所における板橋区の状況」

やはり平成27年度に比べて120件多く、板橋区の子ども家庭支援センターが
つかんでいる件数よりも多くなっている。

以前視察に伺っているが、北児童相談所は、板橋区、北区、荒川区の3区を担当しているが、相談件数の半数は板橋区が占めていると伺っている。

子どもを救うためにも、「児童相談所」の必要性を改めて思う。

特に野田の事件では、他の自治体との連携の必要性を痛感します。
確認の意味も込めて、改めて伺います。

【質問】
現在は、子ども家庭支援センター または 福祉事務所 どちらが担当しているのか?
板橋に他の自治体から虐待などのあるお子さんが転居してきた時の現在の体制はどうか?
板橋から転居していくときの、その先への情報共有は、どのようにしているのか?

 

【質問】今回の野田市の事件は子どもの虐待だけでなく、背景に妻へのDVがある。
DVについての理解、DV被害者支援の視点が不可欠。どのように理解しているか。

【質問】児童虐待とDVは密接に関連しているという視点をもって、対応すべきだと思う。そのためには、両方を理解している人を配置することが必要。
複数の部署にまたがると思うが、このような場合、どのようにしているのか。

 

【質問】板橋区は2021年度(仮称)板橋区子ども家庭総合支援センター開設を目指しているが、児童虐待とDVについて両方の知見や経験を持つ人の配置は欠かせないが、どのように考えているか。

 

【質問】その場合、児童虐待もDVも、単年度では解決しないことが多いのが現状です。安定した雇用のもとで、しっかりとあたってほしいと考えるが、どうか。

 

【質問】DV加害者へのサポートの必要性がある。
民間で行っているところもあるが、板橋区は加害者の更生プログラムについて、どのように理解しているのか。
区が行っているのか。また民間を紹介したりなどしているのか。

(4パワポ) 産後ケア
子どもへの虐待は、子育ての辛さや不安からの場合も多い。
一人ぼっち、孤独にしない、子育て支援の充実が必要。

(パワポ 5、6)
世田谷の産後ケアセンター桜新町 視察
上のお子さんを連れても利用できる。
母親の気持ちをリラックスできるような様々なケアがあり、施設内も充実。

【質問】
今回、産後ケアの宿泊型支援できたのはとても嬉しいことだが、
初めての出産だけでなく、世田谷区のように、必要に応じて2人目、3人目などのお子さんの出産の時でも利用できるようにしてほしいが、どうか。
また日数も必要に応じて、延長なども臨機応変にしてほしいがどうか。

 

思いがけない妊娠で、相談ができないまま出産を迎え、赤ちゃんを殺してしまうという事件が後を絶たない。
日本の子どもの死亡が一番多いのは、生まれてから24時間以内という数字もある。

【質問】
板橋区版ネウボラは、母子健康手帳をもらってからサポートが始まるが、母子健康手帳を手にしない妊婦さんへの支援が最も必要。
以前も質問をしているが、その後どのようにしているのか。

にんしんSOS  東京にもある。民間団体。
以前、勉強会で話を伺った時には、女の子だけなく高校生の男の子などからも
相談があるとのこと。
また、無料で電話相談ができるようにしている。
利用者は、若い人だけではない。
【質問】
思いがけない妊娠をした場合、悲しい結果にならないよう、また生まれてくる命を、別の人が育ててくれる養子縁組にうまくつないでいけるよう、
まずは相談に結びつくことも大事だと考える。
板橋区においての情報発信もしてほしいが、どうか。

(パワポ7)
板橋区もデートDVの手のひらサイズのリーフレットあり。
パープルリボンストラップも配布している。

【質問】
デートDVについて
どんなものがデートDVなのかわからない人多い。
デートDVを学ぶことでDVを減らすことにもつながるのではと思う。
高校では遅いので、中学校での取り組みをしてほしいが、どうか。

【質問】
以前、愛知県に視察に伺いましたが、特別養子縁組について、愛知方式は産む母親も、産まれてくる子どもも、養子縁組して育てる親にとっても、良い方法であると思う。
板橋区における特別養子縁組の取り組みや支援など、改めて確認したい。

 

児童養護施設 退所後の課題について。
以前、子ども家庭部がまとめ、資料として頂いた「子どもの貧困対策」の中にも、
児童養護施設に対するヒアリングにて「施設の子どもたちが社会に出るとき立ちはだかる壁は「孤独」だ」(板橋区ひとり親家庭等実態調査報告書87ページ)
とまとめている。
板橋区は、ちゃんと声を受け取っていると思う。
その受け取った声をいかに生かすか、これが課題。
「一人じゃない」と思えるのは、寄り添ってくれる人、受け入れてくれる人がいると認識するとき。こまった時に、話を聞いてくれたり、相談する相手がいることが
大事だと思う。

【質問】
社会にでて疲れた時に戻ってこられる場所が必要。どのように考えているか。
これは、児童相談所を出た人にも必要と思う。区としての見解は?

(パワポ8、9)
今回の予算の目玉として、当初予算プレス発表に載っているものの1つに、
クラウドファンディング型ふるさと納税の導入がある。
3つのうちの1つが、児童養護施設卒園者の住まい応援プロジェクト。
進学をするかたへの家賃補助。

家賃相当の1/2 上限3万円
3つの予算が、239万6千円ですので、それ以外はクラウドファンディングを期待してのこととなります。

一方、クラウドファンディングをするためのサイトの代金は年間60万円、広報に80万円かかるように聞いています。
なんとか支援をしたいという発想はありがたいものの、本来は、寄附を当てにするのではなく、しっかり予算をつけるべきと考える。

【質問】今後は予算化してほしい。区の見解は?

 

卒園してアパートを借りる時、一番お金がかかるのは契約をするとき。
6月に助成が開始される以外にも、まだまだ支援の仕方を研究することは必要だと思う。
また、児童養護施設に入っている人は、アパートを借りるための保証人がいない。
これがとても大きなハードルになるとも聞いている。
今後、これらのことも合わせての支援を要望。

「CAP」 人権教育の必要性あり。
「いやだ」といってもいい。SOSを出す力。
板橋区立の全小学校2年生で以前行っていたものを、再開してほしい。
【質問】
「いじめ」が問題になり、「いじめ」に特化されたように思うが、それだけでなく、CAPも必要だと思う。この点について、どうか。

 

(パワポ10) せたがやホッと子どもサポート  視察より
「せたホット」
学校でも子ども家庭支援センターでもなく、公正・中立で独立性と専門性のある第三者機関です。子どもの権利侵害に関する相談を受け、助言や支援を行うとともに、申し立てなどにより、調査、調整を行いながら、子どもの関係機関に対して協力・改善を求めている機関。

単に電話相談を受けるだけでなく、子ども全員にせたホットの存在を知らせ、
待っているだけでなく、自分たちが出て行って、例えば、児童館祭りでもブースをつくり、直接、電話相談を受ける人が縁日で子ども達とふれあいながら、公衆電話を掛けることをゲーム感覚で学ぶなどしながら会話をし、参加者にはせたホッとのキャラクターや電話番号が入った文房具なども配布したりして、常に子どもたちに働きかけています。

子ども達にとって、せたホットが「ある」ことが、大きな安心につながると思う。
電話相談も、夕方5時で終わりではなく、午後8時までおこない、土曜日も午前10時から午後6時まで受けている。

【質問】板橋は、このような取り組みは、どのようになっているのか。
板橋でも必要だと思うが、どうか。
酷くなる前に、子どもからのSOSを受け取られるようにすることが大切ではないか。

(パワポ11) 子どもの権利条約
国連で、子どもの権利条約ができてから30年、日本が批准して25年
子どもの権利、まだ十分理解されていない。
昨年は西東京市でも作られている。
【質問】
この項の質問の最初に基本理念を示したが、それだけでなく、これから児童相談所をつくる板橋区には、必要なものではないかと思うが、どのように考えるか。

 

「子どもの居場所マップ」  見本

【質問】                    
2000部作ると聞いたが、その数で間違いないか。
桁が少なすぎるのでは?
どのような所に配布するのか。
是非、小中学校全児童生徒に配布してほしい。
児童館、私立も含めて幼稚園、保育園にも配布してほしいがどうか。