子ども食堂サミット2019~子ども食堂を支える方法と可能性と~

10日は、「子ども食堂サミット2019」に参加しました。

今回は「子ども食堂を支える方法」が テーマです。

日本各地から、子ども食堂を実際に運営している人やボランティア、
大学などで研究しながら現状分析をし、
課題の提起や支援の仕方を提案などしている研究者の方、
自治体や社会福祉協議会、NPOなどで仕事として携わっている方々、
子どもたちをなんとか支えたいと、頑張っている300人ほどの方が
一堂に集まり、熱い学びと交流が行われました。
大阪市の社協の方とも最後に意見交換ができ、とても充実した時間でした。

せっかくですので、湯浅誠教授のお話をメモしたものを
共有したいと思います。        

子ども食堂は今、3500ほどできており、
数で言えば東京などが一番多いのですが、
充足率でみると、沖縄が一番たくさんあるそうです。
おおよそ、2校区に1つ (平均したもの)

次が滋賀県。50%を越えたそうです。

長野、鳥取、奈良、高知なども充足率高く、
地方にたくさんできているそうです。
バックアップ機能がきちんと出来ている。
高知は知事か旗を振っている。
やりたい人が、
やりたいと言える雰囲気を作って行くことが大切、とのことです。

頑張る人がいるにもかかわらず、長崎がまだとても少ない。
理由は離島が多いことが上げられる。

鹿児島、長崎、三重 少ない。

学びあいの大切さ、
地域ネットワークが地域ネットワークを支える。

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今回の子ども食堂サミットでも、
千葉の父親の虐待で亡くなったお子さんのことが
様々な場面で取り上げられていました。
子ども食堂は単に「食事をするだけのところではない」ことを、
改めて示すことであり、
他にもさまざまな可能性があることを示しています。
「自分たちに何ができるのか」を真剣に考え議論していること、
これは、本当に大切なことだと思います。

その一方、残念なこともあります。
それは、子ども食堂を子どものためではなく
学校のために、不登校の子達を治す場と
勘違いしている学校関係者が、中には いることです。
そして自分の目で実際に見ることもせず、
あらぬ噂話をしていることです。
真摯に頑張っている民間の意志ある人達がいることで
その地域の子どもたちは、救われています。
そんな安心できる居場所がなくなってしまったら、
一番困るのは、ほかならぬ「子ども」です。
そのことを、きちんと理解できているのかと、疑問に思います。
教育の現場にいる人が、
「子どもの権利」を理解しないでどうするんでしょう。
そのような方にこそ、子ども食堂サミットに来て、
一緒に考えつながってほしいと思いました。

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