中学の道徳教科書の展示会が始まっています~道徳の「教科化」~

小学校では今年の春から道徳が教科となり、
新しい道徳の教科書を使っての授業が始まっています。
昨年、板橋区の教育委員会でも展示会を行い、そののち採択されたもので、
板橋区では「日本文教出版株式会社」の教科書を使用しています。

同じように、来年から中学校でも道徳が教科となります。
「教科」となることは、評価されるということです。
個人の内心を評価する、そんな事ができるのでしょうか。
また、これは教師にとっても、たいへんなことです。
以前、質問をしたときにも、授業の中だけでなく、
学校生活全体の中での言動を見て評価をする由のお答えを頂いていますが、
そこまで教師が一人一人を見ていることは、不可能ではないでしょうか。

その教科となる道徳の教科書を採択するにあたり、
各会社の教科書の展示会が、板橋区は区内2ヶ所で行われます。

①教科書センター 板橋区役所南館6階 教育支援センター内
6月5日~28日 9時~17時

②成増アートギャラリー  成増3-13-1 アリエス3階
 6月5日~28日 10時~17時
  (※6月18日(月)は休館)

です。

板橋区だけでなく、全ての自治体で行われます。
会場にはご意見、ご感想のアンケートもありますので、
是非、皆さまのお声をお書きください。

中には安倍総理のスピーチを載せて生徒に読ませるなど、
びっくりするような中身の教科書もあります。

同じ読み物でも、文学の読み物と道徳では、目的も違いますが
それをどう考えるのか。

子どもたちが、どんな教科書を使うのか、気になりませんか?
今、お子さんが中学生でなくても、3年間使います。
そして、これから3年ごとに採択が行われます。
中学校の「道徳」の教科書の最初です。
最初ということは、これからの方向付けともなります。

道徳の教科書の勉強会での報告は、また別に書きますが、
まずは実際に手に取って見てみてください。
日本の未来にも大きく影響することになるかもしれません。

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