1991年から区内で障がい者支援の活動をしている「地球村」という法人があります。
自分たちで助け合い、ボランティアでレスパイト事業をしています。
障がいをもつお子さんの親ごさんが中心となり活動し、設立から24年たった今、
ほとんどの方が50代後半、60代、中には80代の方もいらっしゃいます。
24年経てば、10歳の子どもは34歳、
15歳の子どもは39歳。
みな、親よりも身体の大きな大人に成長しています。
それに反して、親は歳をとり、体力も低下しています。
そんな中でも、お子さんは体力が余っていて寝ないなど、
親御さんは疲れきり、どんなに子どもが可愛いと思っても、疲弊していきます。
ここに、レスパイトの大切さを改めて痛感いたします。
① 以前、板橋区内には数える程しかなかった放課後デイが、
昨年16ヶ所から今年は25ヶ所まで、さらに増えています。
18時まで利用でき、送迎も有ります。
それに対し、福祉園の利用は17時に終わります。
たった1時間の差かもしれませんが、夕方の1時間の差は実質たいへん大きいものとなっています。
親が病院等に行くと、お子さんの帰宅時間に間に合わない、
また、ひとり親家庭も多く、就労していると、どうしてもすぐには帰れない時も出てきたりします。
こうした場合に、区ではどのような支援を行っているのか、伺います。
② 赤塚ホームについてお伺いいたします。
障がい児も障がい者も、オール年齢に対しての施設で、
レスパイト3名、緊急5名、年間12日利用できると伺っています。
しかし、予約制とは言っても、夏休みや土日に集中し、
希望の曜日が取れるとは限らない状態です。
葬儀など突発的なことへの対応も必要です。
また、兄弟で障がいを持っていた場合、親がレスパイトをしたり、
休養で出かける場合など、1度に複数のベッドが埋まる場合があり、
他の家族は使えないこともありえます。
高齢化している親、またひとり親家庭の親ごさんを支えていくことは、
大きな課題であり、レスパイトや緊急時の支援について、もっと増やせないか、お伺いいたします。