板橋キャンパスは、板橋区の土地ではなく、東京都の土地です。
板橋キャンパスの跡地活用について、昨年の第三回都議会定例会において、
宮瀬英治都議に文書質問をしていただきました。
それに対しての東京都からの答弁は、
「今後、具体的な整備に当たっては、引き続き板橋区と連携しながら、進めていきます」
とのことでした。
その中でも、「高齢・障害サービスゾーン」 においては、
「板橋区のニーズを踏まえながら、『都有地活用による地域の福祉インフラ整備事業実施要綱』に基づき、公募により決定する民間事業者が、『高齢・障害サービスゾーン』に、高齢者及び障害者向けサービスを提供する設備を整備する方針」
である、と伺っています。
板橋区には「障がい者総合福祉センター(仮称)」は、未整備状態です。
現在整備されている「板橋区立障がい者福祉センター」は、1986年に開所致しましたが、交通アクセスも含み、決して利便性が高いとは言えません。
また、老朽化と同時に活動には手狭で、障がい者への合理的配慮にも欠けるのではとの指摘も受けています。
現在、区内の障がい者団体17団体から、
「障がい者総合福祉センター(仮称)の設置を求める陳情」
が提出されており、設置は障がい者のみなさんの悲願となっています。
その必要性を理解しながらも、設置場所の問題はたいへん大きく、
目途はたっていない状態です。
そこで、区役所からも近く、区民の利便性も高く、まとまった土地でもある
この板橋キャンパスの高齢者・障害サービスゾーンに設置する施設は、
障がい者総合福祉センターの機能も兼ね備えたものにしてほしいと思います。
そのためには、区がしっかりと都に区内障がい者のみなさんの要望を伝えることが大切です。
板橋区の「ニーズを踏まえる」、また「板橋区と連携しながら、進めていきます」と、
文書質問に答えている東京都に対し、
是非とも、板橋区から強く要望を挙げて欲しいと思いますが、ご見解はいかがでしょうか。