前野町に子ども食堂をオープンするために、準備をしてきましたが、
３月２８日、そして４月２５日に、プレオープンをしました。
参加人数は、
１回目 子ども１４人 大人（ボランティア含む）３１人 計４５人
２回目 子ども１７人 大人（ボランティア含む）３４人 計５１人 でした。
参加人数はあまり変わらないように見えますが、実は内容は全く異なりました。
１回目に参加したお子さんは、関係者のお子さんやお孫さんが ほとんどでした。
２回目に参加したお子さんは、関係者以外のお子さんが ほとんどでした。
２回目に参加した大人も、保育園帰りの親子、ネットで見てお手伝いに来てくださった方、
いつもひとりでご飯を食べている大人、外に貼ってあるチラシを見て 飛び込みで参加した方、など
輪が広がっていることがわかり、嬉しく思います。
お母さんに聞いたと、お子さんだけで参加していたお子さんもいました。
いろんな「必要」のある方が、参加してくださいました。
入るのに尻込みしながらも、楽しくなって帰りたくなくなったお子さんもいて、
とっても嬉しく思いました。
メインメニューは、１回目は カレー、２回目は 筍ご飯と豚汁でした。
どちらも、様々な方がご支援をくだり、
遠くは愛媛から「はるか」という美味しいフルーツが届きました。
筍も、わざわざ水煮して、美味しいところだけ送ってくださった方もいました（区外より）。
区内のお店の方も、お肉や「かりんとう」などの提供などがあり、様々な方が思いを届けてくださいました。
足りないといけないと、休みの日に筍掘りに行き、下茹でして準備をしてくれたスタッフ、
材料（野菜）の買い出しを担当してくれたスタッフ、
前日から調理の下準備をしてくれたスタッフ、
素敵なチラシをデザインしてくれたスタッフ、
あちこちに声をかけてくれたスタッフ、当日のポップ担当スタッフ等など
みなさん、「子どものために」という思いを持って、手弁当での参加です。
わざわざ千葉や品川から参加して下さる方もいて、ただただ感謝です。
第二の人生を、そして第二の人生に入る前から、など、
スタッフとして参加している大人の居場所にもなっています。
とかく「子ども食堂」は「子どもの貧困」とばかり繋げて考えられがちですが、
そうではありません。
子育て中の親御さんは、いつも子どもにご飯を食べさせながら、
自分のご飯は冷たくなり、ゆっくり味わって食べることができず、
食べたかどうかもわからないような食事。
そんな親御さんに、たまにはゆっくり食べて欲しい。
仕事で疲れて帰ってきた親御さんに、月に１、２回、お台所に立つ回数を減らして、ゆっくりしてほしい。
その分、子どもと向き合う心の余裕と、時間の余裕を作って欲しい。
いつも ひとりで食事をしている人に、みんなとテーブルを囲んで欲しい。
こども食堂は、そんな子ども達や子育て中の親ごさんの応援団であり、「居場所」であり、
地域のさまざまな人の居場所であり、また、スタッフの居場所、生きがいでもあります。
スタッフも楽しんでいるし、楽しませてもらっています。感謝です。
この子ども食堂は、子ども食堂だけで完結するものとは考えていません。
行政は、継続的な支援をしますが、どうしても時間がかかります。
民間は、その点迅速な対応ができます。
行政と民間が両輪となることが大事だと考えています。
そして、継続するためにも、さまざまな方に知っていただき、
さまざまな形でのご協力をお願いしたいと思っています。
５月からは、いよいよ本格オープン
第２、第４月曜に１７時から２０時（ご飯は１８時～）となります。
「ひとりにしない子育て・介護
－支え合い分かち合う地域社会へ－」
板橋は広い。
子ども食堂を１つでも多く立ち上げ、
みんなでつながって、一人ぼっちにしない社会を一緒に作って行きましょう！
