明日12月1日 秘密保護法 完全実施

今日は11月30日。

2015年も、残すところ早1ヶ月となりました。

そして、明日12月1日から秘密保護法が完全施行されます。

一昨年、あんなにも反対をしていた中、秘密保護法が国会を通り、

そして昨年12月10日から施行され、そして明日から完全実施となります。

今まで以上にテレビ局など報道に対する締めつけが強くなっている、

報道について制限をかけようとしている という話を読み、聞きます。

そんな中での秘密保護法完全施行は、私たちの知る権利が

今まで以上に侵害されるのではと 強く危惧します。

 

昨年12月25日の私のHPの記事です。

http://igarashiyasuko.jp/blog/2014/12/25/5534/

 

そこに私は こう書きました。

 

    戦前の情報統制に通じる懸念がある と多くの方が危機感を抱いています。

    戦争ができる国になるための準備が着々と進んでいる という指摘が

    戦前を知る方からも多く指摘されています。

    戦争の匂いがする という人がいます。

    戦争はある日 急に始まるものではなく

    日常の中で、少しずつ変えられていき、そしてその延長線上で始まる と教えてくださった方がいます。

戦後70年を迎えた今年の日本は、昨年以上に「戦争の匂い」が強まっています。

その匂いに憂慮し、広島・長崎の平和祈念式典での平和の祈り、

全国各地での平和への祈り、そして取り組みが、さらに強まりました。

政治家だけでなく、大学生、高校生、学者たち、ママたちなど

さまざまな一市民が、国会前、街角で声を上げ始めました。

国会前には、毎日たくさんの一人ひとりが集まり、

子どもが一人で来ている姿もありました。

さまざまな人たちが、平和を守るために声を上げた2015年。

「この平和を手放すわけにはいかない」が共通の思いです。

自分たちの未来、そして自分の子どもたちの未来を思う母親が

現実に起こりうるとして、心から憂いているからこそ立ち上がったのです。

誰かが何とかしてくれるのを待つのではなく、

自分でなんとかしなければ、変わらないと気づいたのです。

私たちが声を上げなければ、石が叫び始めるでしょう!

安保法案が国会を通ってしまった今、

秘密保護法の完全実施は、ますます私たちの知る権利を脅かし、

またフランスのテロをはじめとした世界情勢の中でも、

都合の良いように利用されてしまいそうで、強い危機を感じます。

フランスでのテロの標的にあった店の1つが日本食の店だったことが

メディアで取り上げられないことが表す意味は何か。

私たちは今まで以上に、与えられた情報だけでなく、

自分でアンテナを高くし、その情報を見極め、踊らされないように、

真実を見る目、聞く耳をもつことが大事です。

自由も平和も 与えられるものではなく、

与えられるのを待っているものでもありません。

私たちが努力して実現していくものです。

民意を無視して どんどん「積極的平和主義」という欺瞞のもとに

真の平和とは真逆の方向に進む安倍総理ですが

私は、諦めません。

私たちの平和を、子どもたちの未来を諦めるわけにはいかないのです。

昨日はアドベントでした。希望を見出す季節です。

聖書の「山上の説教」には、「平和を実現する人は幸いである」とあります。

こんな時代だからこそ、私たちが平和を実現していく取り組みを続けていきましょう。

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次