先週、板橋区はエッセンシャルワーカーに対して、
新型コロナワクチン接種をすることを発表しました。
そのことは、とても喜ばしいことなのですが、
よくよく見ると、そこに清掃の職員は入っていませんでした。
人との接触のある現場を優先したようですが、
しかし、清掃の現場でのクラスターが起きてしまうと、
毎日のごみ回収が滞る事態となり、区民の生活に大きな影響がでます。
清掃職員という「人」で成り立つ「社会的インフラ」に他なりません。
この意識をきちんと理解すべきです。
コロナになり、ごみの量が増え、また粗大ごみも増えました。
そんな中、毎日 暑い日も寒い日も、変わらずごみの回収をしてくださる清掃職員に対し、
昨年 多くの方が注目し、テレビなどでも取り上げられ、
区民の皆さんからも たくさんの感謝のお手紙が届き、それが区役所に展示もされました。
しかし、昨年、粗大ごみのコールセンターではクラスターが発生し、
それでなくても増えていた粗大ごみの回収が遅れました。
回収まで1か月以上を要し、今でも2~3週間近く待って回収という状況です。
回収まで1か月以上を要し、今でも2~3週間近く待って回収という状況です。
今でもごみの量は多く、粗大ごみも多いため、
補正予算を組んで、粗大ごみの回収のための車と人員を確保しています。
もし、区内の清掃事務所でクラスターが発生したら、
ごみの回収は滞ります。
区内には2つの清掃事務所がありますが、どちらかが止まってしまったら、
ぎりぎりの職員しかいない中で、もう一方をカバーすることは難しいと思われます。
また、清掃車は密です。3人1組で回収しています。
そして、ごみの回収はハードワークです。
梅雨で蒸し暑くなり体力をとられます。
ごみも腐りやすくなります。
条件は、良くない方向にあります。
また、清掃の職員数はぎりぎりの体制です。
ここ何年も新規採用がなく、職員数は増えておらず、平均年齢は上がっています。
ここ何年も新規採用がなく、職員数は増えておらず、平均年齢は上がっています。
そんなに、何百人もいるわけでもありません。
そこで、清掃の職員も希望すれば、接種してもらえるようにと、
区長に申し入れを… と思いましたが、
まずはワクチン担当課長にと言うことでしたので、朝から予防接種担当課長とお話をしました。
課長とのお話の中で、
清掃職員がエッセンシャルワーカーであると言う認識がないということには正直驚きましたが
今日から認識してくださいとお話をし、上記のことなど説明を致しました。
区長に渡すハズだった要望書も、念のため課長にもお渡ししました。
清掃職員の中で感染者がでたら、このぎりぎりの人員で仕事を回すのは、
本当にたいへんです。
さらにらクラスターがでてしまったら、一気に区民にも大きな影響が及びます。
予防原則なら、清掃職員も今回のエッセンシャルワーカーの中に入れるべきです。