6、板橋区基本構想展示の区民の夢を集める「みらいゾウの活用」
区役所1階ギャラリーモールにて5月23日より、板橋区基本構想のPR展示が始まっている。
基本構想の冊子デザインを手がけた造本作家でデザイナーの駒形克己氏の絵本の世界観を盛り込み、絵本の世界を感じられる明るく夢のある展示となっている。
その中に、ゾウの形を型どり、そこに10年後の夢を書いて貼っていくという「みらいゾウ」の展示がある。
参加型でとても楽しく素晴らしい取り組みであると同時に、そこから、大まかでも区民の望む方向が見えてくる、大切な取り組みであると思う。
パブコメを提出するにも、決して少なくない資料を読む必要があったり、それなりに体裁を整えて書こうとすると、おのずとハードルが高くなり、気持ちはあっても、実際の参加が少なくなってしまう。
しかし、ひとこと10年後の「夢」を書くなら、ハードルも低くなる。
さまざまな年代の方が、参加できるようになる。
区民まつり、平和公園などでのお祭り、大学祭、地域センターでのイベントなどで現在展示しているゾウ、場所によっては、「ミニみらいゾウ」を置くなどして、活用して欲しいと思う。
子どもたち、若者たちの生の声を聞く良いチャンスである。
そこに書かれている声を意識し、活かしていくことは、区政にとって素晴らしいことである。
街づくりは一朝一夕にはできない。
区民不在の街づくりでなく、10年というスパンで、区民の声・夢を活かす、区民参加の街づくりをするためにも、たいへん有効な手段となると思う。
「みらいゾウ」を今回限りではなく、今後も活用し、区民の声を集め、区政に活かして欲しいと思うが、いかがか。
答弁:板橋区基本構想展示の区民の夢を集める「みらいゾウの活用」についての質問。区民一人ひとりが描く10年後の夢や未来を添付する動物のゾウを型どったみらいゾウは、板橋区基本構想の周知において、板橋区の未来像を区民と共有することを目的に制作したものである。気軽に書き込みができることから、多くの区民のみなさんから夢や、また声が頂戴できたと考える。今後もイベント等で区民と基本構想を共有するシンボルとりて活用していきたい。また、意見を出しやすいと評された今回の手法も活用し、今後も区民の皆さんの声をしっかりと聞いて、それを活かし、東京で一番住みたくなるまちへの実現へとつなげたい。