市民みずからが選挙制度を変えていく~公平・平等な選挙改革にとりくむプロジェクト(とりプロ)~

今日は衆議院第一議員会館にて
「公平・平等な選挙改革にとりくむプロジェクト」(愛称とりプロ)の
「選挙市民審議会 発足報告」に賛同議員として参加させていただきました。
1年間、市民のみなさんが取り組んで、今日の発足にこぎつけました。
そして、今日が新たなスタートでもあります。
選挙制度については、最近の国政選挙を見ても
特定の政党にだけ有利になる仕組みには
どうしてこの得票率で、特定の政党ばかり議席が取れるのか?と
その制度と結果について、納得ができずにおりました。
例えば、2012年の総選挙結果では、
小選挙区制で自民党は得票率が全体の43、01パーセントと
半分にも満たないのに、議席占有率は79、00%
倍近くの議席を取っていることになります。
同様に比例代表制では得票率27、62%に対し
議席占有率は31、67パーセントと、やはり有利になっていて
全体でも、議席占有率は61、25%という数字になっています。
そして、民意が反映されないまま、その議員たちによって
民意とは裏腹の政策がどんどん進められてしまうということを
目の前にし、選挙がいかに大切なものであるのかを痛感します。
また、海外と比べても、あまりにも選挙運動規則が陳腐化しており
それによる弊害を感じます。
例えば選挙期間中、自分の政策のビラも配れません。
選挙広報を出すとはいえ、届く前に投票を済ませてしまう方もいます。
どんな風に選んだらよいのでしょうか?
また、日本は供託金が高すぎて、
誰もが選挙にチャレンジすることはできません。
また、例えば選挙中、事務所に支持者が来たとします。
その時には、「お茶碗に」お茶を出します。
コーヒーもいけません。
インスタントでも。
どれだけ古い法律に基づいているのか、ここからも感じます。
今日は、私も選挙制度への思いを発言させていただきました。
私は、政治は特別なものでも、特別な人にしかできないものでもなく、
「政治は私たちの生活を豊かにするための道具」だと考えています。
しかし、今その道具である政治を使うはずの市民が
道具にうまいように使われてしまっています。
これでは逆です
フランスでは、パリテという男女が50:50の選挙制度が実施されました。
それに対し、日本ではまだクォータ制度の導入も叶わずにいます。
女性だからいいというものではありませんが、
それでも議会における女性の視点をもっと増やしていくことが
今の日本の政治には必要だと思います。
しかし、この選挙制度を利害関係をもつ議員が正すことは
難しいと思います。
だからこそ、大事なことを他人任せにせず、
市民自らの手で選挙制度を変えていくことは、
まさに理にかなった大事なことだと考えます。
民主主義を市民が守るためにも、応援していきたいです。
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