1月11日~12日までの1泊2日で、
大津市の全国市町村国際文化研修所を会場に
「防災と議員の役割り」について学んできました。
板橋区議会では「災害対策会議設置要項」「災害対策方針」を
2016年3月に策定しています。
この時、私も委員として参加しており、
同時に防災・減災対策調査特別委員会の委員長でもありました。
防災について学べば学ぶほど、
「これで万全!」と言うことは無いことを痛感します。
今回は、ただ防災を学ぶのではなく
「議員として」という、いつもとは少し違った視点に、とても関心がありました。
メインの講師は元板橋区職員で議会事務局の局長もなさっていた方ですので、
とても懐かしくお目にかかるのを楽しみにしていました。
1泊2日、本当に「みっちりと」防災と議員の役割について勉強してきました。
でも、あっという間で、まだまだお話を聞きたい、
みんなでワークショップしたい!と、心から思いました。
それだけ集中し、関心をもってお話を伺いました。
防災が守るのは「命」です。
大地震は、この1秒後に起きるかもしれません。
例えば・・・
南海トラフ地震では、浜松は震度7で、
15分後に 20mの津波が押し寄せてくると言われています。
震度7の揺れの最中には動けないでしょうし、家の中もグチャグチャになります。
外に逃げ出すだけでも、たいへんなことだと想像できます。
道路にも、様々な障害ができているでしょう。
道路自体も凸凹したり、周りから看板や瓦が落ちていたり、
崩れた家屋が道をふさいでいるかもしれません。
火の手が上がっているところも あるかもしれません。
そんな中、子どもや高齢者、障がい者が、津波から逃れるために
冷静な判断をしながら、10分ほどで、
20m以上の高さの場所、建物なら7階以上まで、
みんな上がって避難できるでしょうか?
東日本大震災では、想定以上の津波でした。
津波が川をさかのぼって、
逃げようとしている山の上からも 津波が回ってきました。
20mと安心してはいけないのです。
もう、これだけのことが想定されているのですから、
それに加えて様々なことも想定して、防災を考えることが必要です。
そして、耐震はとても大事です。
今回も、なるほどと思うことが本当にたくさんでした。
あなたが住んでいるアパートの耐震はどうですか?
アパート探しをする時に、耐震も考えていますか?
受験シーズンですから、合格の暁には是非、
耐震を考えてアパート選びをして欲しいです。
その時には、ハザードマップも見てほしい。
減災対策をしていれば、災害の後にすることも減ります。
命が救われれば、そしてケガをする人が減れば、
社会的損失も減ります。
経済的な損失も減ります。
役所の仕事が減り、平常業務に早く戻れます。
防災は、未来への投資です。
先に投資することで、たくさんのことを得ることができます。
それは、自分だけでなく、子どもや未来への投資になります。
防災、本当に大切です。
命に関わります。それは、明日かもしれない。
日本がこれから受けるであろう災害のことを思うと、
安倍総理が今していることより先に、
まずは防災にもっと真剣に、予算もつけて取り組むべきだと、強く思いました。
そして、大人が子どもを幻滅させないような
福祉の心、人権の心をちゃんと持っていることが大事です。
私は2011年の震災後に議員となり、一番最初にした質問は「防災」でした。
その後も防災について取り組んできました。
今回の学びで、改めて「防災」の必要性を強く感じ、
まだまだできることがたくさんあることを痛感しました。
できる限りのことに取り組み、板橋区にも提言していきたいと思います。
(写真は、今日のワークショップの後で、記念に撮ってきたもの。)