1、 平和と安全について
―オスプレイと核燃料輸送についてー
① 東京都には、戦後70年を迎えた今も、米軍横田基地をはじめ、
赤坂プレスセンター、多摩サービス補助施設など、現在8つの米軍基地があり、
総面積は、東京ドーム約340個分の広さになるとのことです。
先日、横田基地にCV22オスプレイ10機が配備されるという発表がありました。
2017年後半に3機、残り7機は21年までに配備を完了する計画で、
通常の飛行訓練に加えて、夜間・低空訓練(最も低ければ上空150m)も想定されているとのことです。
今までアメリカ軍が使用していた輸送ヘリCH46と比較しても、時速は520kmと約2倍、航続距離も3900kmと5倍以上、一度に運べる兵員数も24人と2倍ですが、
それだけ風圧や騒音も大きいと言われています。
一方、米 陸軍は、既にオスプレイ導入を中止しています。
5月17日には、ハワイでMV22オスプレイの事故があり、乗組員に死亡者 及び 多数の負傷者もでました。
横田基地に配備されるCV22オスプレイの事故率は、今回ハワイで事故を起こしたMV22オスプレイの3倍も高く、
米軍 普天間飛行場にMV22が配備される時には、政府はCV22よりも事故率が低いから安全だ、と説明をしていました。
今回、私は、防衛省や北関東防衛局にも問い合わせを致しましたが、
米軍の飛行ルートについては、行き先は直前に知らされても、飛行ルートは明らかにされていないとのことでした。
1993年には、麻布ヘリ基地に向かう米軍ヘリが、エンジントラブルで杉並区の中学校に不時着しています。
先月5月28日にも、伊丹空港に燃料不足で、米軍ヘリ3機が緊急着陸するなど、
米軍ヘリに関するトラブルは数多く起きています。
今回、横田基地に新たにオスプレイを配備することは、普天間の状況を改善するものとは全く違い、
日本国内における米軍の軍備強化であることを 忘れてはいけません。
安全保障については、国の専管事項ではありますが、
平和都市宣言をしている板橋区の首長である区長は、
オスプレイの横田基地配備についてどのように考えているのか、 見解をお伺い致します。