「初めての防衛白書」約2400校に配布!

8月29日(金)参議院議員会館にて開かれた
福島みずほ党首、ラサール石井議員による
初めての防衛白書」意見交換に参加。
交渉する相手は、防衛省文科省
防衛省からは一人だけの参加。
「初めての防衛白書」は
青森県、秋田県、栃木県、長崎県ほか」に配布したという。
(上記4県は公表okの県)
約2400校、約6100冊を配布。
「ほか」については、県名はおろか、何件かの数字さえも答弁をしない。
「では、予算は?」と聞くと
「130万円」と。
送料もここからでているらしいけれど、
6100冊の印刷、編集、デザインなど、
この金額で本当にできるのだろうか?
人件費は内部で作っている?から職務のうちなのだろうか。
各学校などには直接防衛省から送っていると。
それなら、どの学校に送ったかはわかるはず。
指導室などにまとめて送っているからわからない?
んー、少し調べればわかると思うのだけれど。
今年の7月に発行された
「まるわかり!日本の防衛」

は、440円。販売もしているとのこと。

内容は…とみると、
これまでには記載のあった
非核三原則」「専守防衛」の文字も
2025年度版からは削除されている
こんな大切な言葉を削除するということは
相当な判断があったと思われるが、どのような経緯で削除されたのか。内容も、どう考えても「多文化共生」とは言い難い
ここに名指しで挙げられている国々を母国とするお子さんたちは、
どのように思うのだろう。

学校の中で仲良くして、お互いを受け入れるところから
地べた、足元からの平和を学び、築くのではないのか?
そして、学校はそのようなことを学ぶ大切な場ではないのだろうか。
冊子の中には美味しそうなご飯の写真が複数載っている。
この物価高の中、お腹いっぱい食べられない子どももいる。
子ども食堂のお弁当のご飯も制限があったり。
そんな中でのこの冊子の中身は
子どもたちには魅力的に映るのではないか。
経済的徴兵制という言葉が頭をよぎる。
*非核三原則などの文言の削除については2025年度版からでした。
お詫びして訂正いたします。

いろんな事を考える中身。

書ききれない。

2025年7月発行のものはまだ配布をしておらず、
これから配布について検討するとのこと。
そして配布については考えても
「回収」については考えないらしい。
この会に参加して、実際に冊子を見て
改めて様々な気づきがあった。
この冊子を、学校の図書室に置いて(1校2,3冊と想定される)
教師のサポートもないまま、
子どもたちが総合学習、調べ学習とかに使うことが想定されているようだが

本当にそれでよいのかと思う。

これは、教育現場への自衛隊の介入の一歩ではないのか?
職業の紹介というなら、他にも職業は様々あるのに、なぜ自衛隊のみなのか。

思いが溢れて
あれもこれも頭をよぎり
質問の着地点に迷ってしまった。
「日本人ファースト」
多文化共生がどんどん隅に追いやられている今。
読んだ子どもが
この内容をそのまま鵜呑みにしてしまわないか?
子どもに問われた教師自身
理解はどうなのか?
冊子の中で名指しされている国からの子どもたちは、
学校に居づらくなるのではないか?
差別やイジメの対象になるのではないのか、と懸念します。
先入観なく
まだまっさらな子どもたちが
いろんな体験をしながら、
足元からの平和を学ぶはずの
学校という教育現場に
まさに排外主義に繋がるものが
剥き出しで置かれ始めている、

そんな風に思います。

  

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