狭山事件現地調査に参加

10月13日(日)は、狭山事件の現地調査に参加。
東京都清掃労働組合と清掃・人権交流会でが開催し、
今回で28回目(28年目)となるものです。
差別を無くし人権を守るために
継続し尽力し続けていることに、改めて敬意を表します。
今年の代々木メーデーのブースで石川早智子さんにお目にかかり
昨年参加出来なかったリベンジを思い、今年の参加を楽しみにしていました。
先日の袴田さんの無罪確定も、さらに狭山事件への思いにつながりました。
午前中は、
石川一雄さんと早智子さんの思いを伺い
その後、狭山事件についても学びました。
講師は、部落解放同盟東京都連合会の近藤登志一さん。
  
狭山事件は、部落差別に基づく冤罪事件で、
石川一雄さんは24歳で犯人とされ、その翌年 死刑判決。
死刑判決から10年後の二審で無期懲役とはなったものの
冤罪であると上告するも、最高裁は上告を棄却。
死刑判決からは、既に60年の月日が流れました。
そして、31年7か月間の獄中生活。
社会に出られたのは村山富市さんが総理の時で、
村山さんが総理だったからではとの話にとても励まされました。
  
  
午後は現地調査。
貧困の中にあり学校にも十分に通えず
当日は読み書きも十分に出来なかった石川さんが、嘘の証言をさせられ、
警察に嘘のストーリーを作り上げられ、冤罪となり、
今でも見えない手錠を外すことができていない。
「答えは現場にある」
その証拠や証言が いかにおかしなもので
到底信じられるものではないことが一つ一つよくわかった。
  
  
3度目の再審請求からも既に18年が経過し、
その間10人!もの裁判官が交代。
現在、三者協議を行っており、第3次再審が実現するかの
大事な局面を迎えているところです。
公権力の横暴が24歳から始まり、今はもう85歳!
あまりにも酷すぎる!
公権力の人権侵害の恐ろしさをここでも痛感します。
「人権侵害をなくすためには人権教育が必要」という
石川さんと早智子さんの言葉も心に刺さる。

一日も早く再審を開始を!
一日も早い無罪判決を!
袴田さんに続いて欲しい!
心から連帯します。
冤罪を生み出さないために
再審法の一日も早い改正を!
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