3月1日に東京都が出した「東京くらし防災」の編集長を務められた
池上三喜子さんを講師にお招きしての
板橋区危機管理室主催の防災講演会。
200人定員で、当日欠席の方もいることを考慮しても満員御礼で、
これ以上は消防法に触れるためお断りした人が何人もいるとのこと。
会場にずらり並べたイスは、女性だけでなく男性も含めた参加者で
埋め尽くされていました。
「東京くらし防災」を使いながらの説明はとても解りやすく、
出かける前にはなるべくトイレに行ってからというのも、
実際に東日本大震災の支援をした経験から出されたものとか。
ガイドブックの色について、中には批判もありますが、
女性=ピンク という短絡的なものではなく、
カラーユニバーサルデザインに配慮して、
どんな人にでも見やすい色として選ばれたそうです。
(池上さんは、はじめ緑とかイメージしていたとのことです。)
その他、ガイドブックの側面にある切り込みの意味、
スマホを使って音声の読み上げができることなど、
日ごろあまりユニバーサルデザイン、バリアフリーに
触れることのなかった方にとっても、気づきがあったと思います。
災害時の避難所では、「我慢」を良しとされ、
人権の意識や視点が置き去りにされがちですが
どんなときも配慮が必要なことを、改めて学んだのではと思います。
2月に参加した勉強会でご縁があった
東日本大震災の時から活動をしていた弘前大学の研究室から、
「にじいろ防災ガイド」を送っていただき、
一緒に置いて頂き、自由に持ち帰れるようにして頂いたところ、
最後に全部はけていました。
持ち帰って下さった方に感謝です。
しっかり読んでご理解をお願いしたいと思います。
板橋区のみなさんと、防災の学びを共有できて良かった
まずは、一歩ずつ前に進むことが大事だと感じています。