東日本大震災から7年目の本日3月11日は、板橋区総合防災訓練がありました。
以前、板橋区の防災訓練は、9月1日の関東大震災を念頭に、
8月に行っていました。
しかし、暑くて具合が悪くなる方も多く、
そのため、時間を早く切り上げ、
形だけの訓練になってしまっているように思えました。
議員になって初めての6月の一般質問の中で、
8月にこだわらず防災訓練をすべきと指摘しました。
それが今につながっています。
いつもは桜川小学校での防災訓練に参加していますが、
昨年秋に重点地区として防災訓練が終了しているため、
今日は、平和公園での防災訓練に、消防団として参加しました。
胸骨圧迫、AEDの使い方について担当しました。
ひとつ注意をしないといけないのは、
防災訓練の会場となった平和公園は、避難所ではないということです。
本当の地震の際、平和公園に避難しても、何もありません。
この地域の指定避難場所は、上板橋第三中学校と、上板橋第四小学校です。
東日本大震災の時、避難場所ではない場所を訓練の際に使っていた地域で、
本当の地震の際にも間違って避難し、多くの方が津波で亡くなったと聞きました。
普段の訓練から、本当の避難所を使用することが
本来は大事なのではないでしょうか。
それからもう一つ。
「城北中央公園」は「広域避難場所」ですが、
広域避難場所は、地震の時に避難する場所ではありません。
地震で大きな火災が発生した時に、火から逃げるために避難する場所で
備蓄物資は何もありません。
落ち着いたら、小・中学校の いわゆる指定避難場所に避難します。
城北中央公園には、自衛隊の車両やヘリが来る場所となっていますので、
人がいることはできない計画になっています。
また、避難場所は自分のいる場所の近くて安全な場所でしたら、
どこでもOKです。
よく「私は〇〇町会だから、△△小学校が避難場所」
「あなたは××町会だから、◎◎中学校が避難場所」と思い込んでいる方がいますが
発災時にどこにいるかわかりません。
在宅時にだけ地震が起きるとは限りません。
また、最寄りの避難所に行く途中に、火災が発生していたり、
道路が通行できない場合もあります。
その場合は、無理にその場所に行こうとするとかえって危険です。
その時々で安全な場所を判断し、避難することが求められます。
そのことを、改めてご確認・ご理解ください。
防災は災害が起きる前の「今」しかできません!