一般質問5、あいキッズについて~2018年第一回定例会

5、あいキッズについて     

① 「おやつ」と「補食」は似ていますが、違うものです。

「おやつ」は、「お菓子を中心とした休息と喜び、気分転換、コミュニケーション」
「補食」は、「食事と食事の間に不足しがち、または必要な栄養をとること」

というような違いが指摘されています。
板橋のあいキッズは、導入時「補食」という説明でしが、現在も「補食」の立場でよろしいのでしょうか?

 

今、子どもをとりまく、生活時間が変化しています。
補食が出る「きらきらタイム」を利用する多くの理由は、保護者が「就労」をしていることです。
夕食は帰宅後に準備することになります。
午後6時に学校を出ても、自宅までかかる時間があり、できあいのお惣菜を食卓に出すとしても、温めたりなど、簡単な調理をするだけでも、それなりに時間がかかります。
きらきらタイムのマックスは、午後7時までですので、帰宅が遅くなれば、食事はさらに遅くなります。
最近では、夕食が遅くなっている生活時間にあわせて、保育園でも「おやつ」の時間を遅らせているところもある、と聞きます。
私が携わっていた子ども食堂でも、幼稚園の親子が参加する時間は、午後6時少し前からで、保育園の親子が参加するのは、近くの保育園でも午後7時近くになってからでした。
ということは、普段はそれから帰宅して夕食ですから、保育園児でも、もっと遅い時間に夕食を食べていることが伺えます。
いわゆる3時のおやつと考えるよりも、遅い夕食を補うため、夕食を2回に分けて取るという考え方の方が、しっくりくるように感じます。
「時間」が注目されがちな「あいキッズ」の補食ですが、「質」について改めて評価し、考える時期にあると思います。

②お昼には、同じ校舎内で「食育」の名のもとに添加物を使わない丁寧な給食が提供されています。
しかし、同じ学校の中であるにもかかわらず、「きらきらタイム」になると、添加物が使用されているものが、提供されています。
補食の代金を支払いながらも、添加物が理由で食べられない、と保護者から相談がありました。
添加物への反応は「アレルギー反応」でもありますので、最悪、命にかかわります。この添加物への配慮を軽く扱うことはできません。

「あいキッズ」が区内の全小学校で本格的に始まってから時間が経ちました。
改めて、補食について考え、事業者への認識の徹底をお願いしたいと思いますが、
見解をお願いいたします。
③次に、夏休みの長期休暇中のあいキッズ利用者は、お弁当屋さんに外注しているお子さんが多くなっています。
その間、自公式の給食室はお休みです。
平日も、給食室を活用し、給食のあとに補食を作ることが出来ないのか、また長期休暇の間も、その学校の給食室で調理したものが出せないでしょうか。
数が問題であるならば、学びのエリアごとに1つの給食室で作るなど、なんらかの工夫をすれば、実現の可能性が広がるのではないでしょうか。
是非前向きに考えてほしいと思いますが、いかがでしょうか。

④最期に、板橋区のあいキッズは、全児童対策であり、「究極の子ども支援」になり得る可能性を持っていると、私は考えます。
心も環境も、様々な意味で「豊かな子ども時代」を過ごす場として、子どもの成長と子育てを応援・支援する場としてほしいと思います。見解はいかがでしょうか。

以上

 

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