本日は閉会中の文教児童委員会がありました。
その中で、待機児童数について正式な報告がありました。
板橋区の4月1日現在の待機児童数は
231人 (2016年比 -145人)
板橋区は 保育園の定員を、昨年比+955人、
特に0~2歳の定員を426人増やしています。
そして、今回の待機児童231人は、0、1、2歳です。
定員を増やしても231人待機児童数が出ているということは、
231+426人で、少なくとも657人保育園への入園希望者が増えたということです。
待機児童の中でも、1歳児が203人(昨年比-51人)で、断トツに多いことが改めてわかりました。
区は、1歳児の待機児童対策を特別に考えていく必要があると認識しています。
また、「待機児童」の定義も、まだ課題があることを思いました。
「保育園に入ることができたら求職したい」というケースは「待機児童」にカウントされません。
しかし、子どもを連れての求職は、本当に大変ですし、思うようにできません。
子どもを連れて求職活動をする女性の視点とは かけ離れた机上の論理だと感じます。
また、認証保育園に入った方も待機児童数には含まれませんが、
非正規、パートなどの待遇のため、指数が下がり
認可保育園に入ることができなかった方も多いと思われます。
その場合、常勤の就労よりも収入が低くなると思われますが、
保育料は認証保育園の方が高くなります。
区から収入に応じて補助は出ますが、それでも認可保育園と認証保育園では
保育料にまだまだ差があります。
この矛盾をまだ ただせずにいます。
どの地域も待機児童数は減少はしているものの、まだ多い地域があります。
現在、板橋地域、蓮根地区を待機児童解消のための重点地域にしていますが、
昨年から高島平の待機児童が増加し、今回もまだ高止まりしています。
都営三田線を利用して高島平から大手町へ通勤する所要時間と
二子玉川から大手町までの所要時間はほぼ同じとのこと。
しかし、住居費用を見ると、高島平の方が断然安い!
この便利さや安価な賃貸料などのメリットをアピールしながら、
板橋区は、高島平グランドデザインの中で、
子育て世代の方がたにも多く住んでもらえるようにと計画しています。
ということは、これからも子育て世代が増え、子どもの人数も増加する可能性があります。
そう考えたとき、現状以上に待機児童数が殖える可能性があると考え、
高島平も重点地区にすべきだと提案いたしました。
その一方 小規模保育、在宅家庭福祉員には、現在も欠員があります。
とても もったいないことです。
なぜ欠員が出ているのか、地域的なマッチングがうまくいっていないのか、
しっかりと見極め、対策を練ることが大事です。
また、欠員があることを知らず、現在も保育所入園を希望している方は、
子ども家庭部保育サービス課へお問い合わせしてみることをおすすめします。
板橋区は5月1日現在、人口が56万人を突破しました。
子どもの人数も増えています。
板橋区は2018年の4月に4つの保育施設を開設する予定ですが、(2017年5月現在5ヶ所ではなく4ヶ所です。訂正してお詫び申し上げます。)
http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_kurashi/083/083815.html(板橋区HPより)
困っているのは「今」です。
まだまだ対応が必要です。
(板橋区の人口については下記をご参考にしてください。↓)