「人口減少社会」という言葉、ご存知でしょうか。たしかに、昨年の国勢調査では日本全体の人口は減少に転じたようです。しかし、だから板橋も…というのは、大きな間違いです。
今、板橋区の人口は増えています。そして子どもの人数も。
私もシンポジストとして参加した「いたばし協働・市民フォーラム」で示された、藻谷浩介氏の国勢調査のデータ分析によると、前回と比べ日本全体では0歳~14歳の子どもは全国で5%減少しているのに対して、板橋区では6%増加しています。また、板橋区は「子ども・子育て支援事業計画」を1年前倒しで中間の見直しをしています。5歳児までの就学前人口の推計値が2019年の数値を今、既に超えてしまっている状態だからです。
将来的には減少に転じると予想はできますが、問題は「今」です。板橋区は生産年齢人口を中心とする定住人口増加を目標としており、それに伴い子どもも増加すると考えるのが自然です。増加している今の実態をしっかり認識した子ども政策・教育政策が必要とされています。