今日は子ども食堂サミット2016に参加してきました。
到着すると、会場はすでにいっぱい!
日本各地、遠くからの参加者もたくさんいらっしゃいました。
イスは満席、結局4時間ずっと立ちっぱなしとなりました。
第1部の基調講演は、荘保 共子さんが講師
「地域とともに、こどもに寄り添う。35年の実践から~食と居場所と愛情と」
先日、大原社会教育会館でお話くださった北村年子さんにつながるお話でした。
釜ヶ崎での路上生活者支援と子どもの支援
「ありがとう」と言い合いながら、お互いが大切な存在である事に気づいていく
そして、
「問題児」は問題を抱えて困っている子
この言葉が、印象的でした。
安心なところがほしい、聞いてもらいたい、話したい、
ひとりでいたくない、抱きしめてほしい…
すべて子どもが安心していることができる「居場所」がないことを示しています。
子どもの貧困は 大人の貧困であり、
そこにさまざまな 親のしんどさ、抱える問題があり、
その親の人権をいかに擁護するかが、子どもの人権を擁護することにつながることになります。
あそびの場 (第1次防止)
生活相談の場 (第2次防止)
生活の場 (第3次防止)
と、幾重にも渡る視点からの子どもたちへの支援が必要なこと、
そして、地域で子どもを守ることが 「子どもの最善の利益」であること、
生きることのしんどさは、個人の責任ではなく、
「社会環境や社会構造に原因がある」ことでることを、改めて認識しました。
そして、①生きる権利 ②守られる権利 ③育つ権利 ④参加する権利という
「子どもの権利」の大切さの部分では、
板橋区にも「子どもの権利条例を」 と以前から一般質問などで訴えてきたことを
さらに言っていく必要があること、
そして「人権」意識をさらに深めることの必要を思いました。
また社会環境・社会構造を変える中の、親への対応のなかに
「ジェンダー」が入っていること、このことに改めて思いを馳せました。
こどもは だんだんと にんげんになるのではなく
すでに にんげんである
この言葉を自らにも戒めとして、子どもの支援に取り組みたいと思いました。
そして、「無縁社会」と言われ、
経済が何に対しても最優先にされている今の日本の中で
栗林千絵子さんが何度もおっしゃる「お節介」こそ、
今の日本で見失われ、今こそ必要であるもの、
「お節介」=「無償の優しさ、愛」であると思いました。
今日は最後の交流会の中で、同じ板橋で「子ども食堂」を目指している方との出会いがありました。
どんどん志ある人が繋がって、板橋にも、学区域に1つは子ども食堂が欲しいですね!
子ども食堂、いっしょに作って行きませんか?