旧庁舎南館にあった板橋福祉事務所は、
新南館が4階建てから7階建てになったにも関わらず、新しい庁舎に入れず、
3年で1億8千万円という賃貸料で民間のビルを借りる計画になっていました。
それでは、あまりにも計画性がないと、私たちの会派でも指摘をしてきました。
その後、福祉事務所をグリーンホールにという計画が発表されました。
しかし、それにより、グリーンホール2階にある「男女平等推進センター」は
グリーンホール内と区保健所に機能も分けて移転することが発表されました。
あまりにも場当たり的な計画です。
これは男女平等参画のワンストップ機能の実質後退であり、
また子育て世代が活用していた「保育室つき会議室」もなくなり、子育て応援の後退でもあります。
板橋区は子育て世代に多く住んで欲しいという方針ではなかったのでしょうか?
会議室と中で行き来でき、ほかの会議室と離れているからこそ価値のある保育室です。
隣の会議室を借りて一時的に保育室にすればよいといっても、それは違います。
また、部屋の利用率だけで、必要かどうかを判断するというのは、あまりに短絡的な発想だと考えます。
板橋区は、小・中学校の男女混合名簿の導入も100%で、
DV相談体制についても頑張っていると評価をしていましたが、
結局は、男女平等推進センターにしわ寄せが来てしまったと感じます。
まだまだ、板橋区の中での理解が不足している現れと考えます。
この件に関しては陳情も出され、私の所属する市民クラブは陳情に賛成しましたが、
反対多数で否決されてしまいました。
たいへん残念です。
板橋区において、「女性が輝く社会」はどうなっていくのでしょうか。