沈黙は罪

昨年7月1日、集団的自衛権が閣議決定された。

何とも言えぬ 怒りと脱力感。

憲法を一番守るべき人が、憲法を無視し、やりたい放題であるのに、周囲の人は誰も止めない。

「私たち国民が声を上げなければ!進まなければ!平和を訴え続けなければ!」 と
この一年ずっと頑張ってきた。

しかし今、さらにこの国は酷い状態で、戦争ができる国へと向かっている。

 

報道の自由を侵害する発言が相次いでいる。

報道への圧力を当たり前のように発言する自民党議員や百田氏。

また、自民党内での若手議員の発言も制限されているとの報道もある。

海外のメディアからは、「民主主義の意識が低い」とも 批判されている。

 

今、国会前、そして街のあちこちで「平和」へのアピールが発生している。

東京で若者が立ち上がった。

それに呼応して、京都、北海道、滋賀、新潟、福岡、大宮、長崎、長野・・・ と

日本各地で若者が立ち上がっている。

高校生も立ち上がっている。

ネット上には、高校生に「自衛官募集」のハガキが届いたとアップされていた。

息子さんは「戦争に行かされてたまるか」と破り捨てたそう。

 

さまざまな学者や研究者8000人以上が、安全関連保障法案に反対している。

3日は、国会前で憲法学者のリレートーク。

その後のSEALDsの集会には、雨にも負けず、先週よりまた増えて3000人が参加。

 

海外の第一線で活動するNGOも、反対の声を上げている。

まさに現場の声、生の声だ。

 

「終わっているなら 始めるぞ!」

SEALDs での奥田君の訴えを、先月初めて国会前で聞いたとき、鳥肌が立った。

諦めちゃだめだ!

 

強行採決へのレールが敷かれているとも聞く。

しかし、審議は尽くされてなどいない。

維新は「対案」を出した。

しかし、「廃案」も立派な「対案」だと思う。

 

私たち大人は、もっと歴史に責任を持つべきだ。

誰かの歴史ではない。

私たちの歴史、私たちの子どもの歴史だ。

沈黙は金 というが、今は 「沈黙は罪だ」

 

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